自転車とローラーとヌーヴェル・ヴァーグが好き。 2016-04-19 音楽 0 「私が3歳の時に、あの車が発売されたのよ」と、オリジナルは私なのにと言いたげな顔。でもそれは他ならない自分の名前だし、そう呼ばれたい名前だから。クリオ・トゥルヌー(本名)はステージネームを「クリオ」としてデビューした。生まれも育ちもフランスの極東、フランシュ・コンテ地方の主邑(し [...]
CD : Lou Reed « Berlin » 2016-04-17 音楽 0 ロック界の孤高の名盤だけれど、その底知れない暗さのせいかラジオにも流れないので、知らない人が多い。娼婦キャロラインとジムの出会いから、彼女の自殺までを追ったコンセプトアルバムで、リードが見据える人間世界の暗部が、心をえぐる詩と歌で表現されている。「でも、彼女は死なんてこわがってな [...]
EXPO : The Velvet underground 2016-04-17 音楽 0 50年前の1967年に、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド (以下VU)のファーストアルバムが出た。有名なジャケットはアンディ・ウォーホルの手になる黄色のバナナ。1964年、ルー・リードとジョン・ケイルはNYで出会い、意気投合してバンドを結成。ウォーホルは、VUの演奏にほれ込み、 [...]
Chefs d’œuvre de Budapest ブダペスト美術館の至宝展 2016-04-16 アート 0 ブダペスト美術館には、西洋美術の傑作がキラ星の如く並んでいる。その一部がパリに来た。会場は西洋美術史をざっとおさらいするかのように、中世の終わりから近代までを網羅している。 ルーカス・クラナハ (父)の『バプテスマのヨハネの頭を手にしたサロメ』は、クラナハと同時代の豪華な衣 [...]
Anselm Kiefer アンゼルム・キーファー 2016-04-03 アート 0 アンゼルム・キーファー(1945-)の大回顧展を見ると、ドイツ敗戦の年に生まれた彼が、故国の戦争の罪と影を背負って生きてきたことが強く感じられる。 会場は、父の軍服を着た自分がナチス式敬礼をしている、20代の作品で始まっている。「ユダヤ人らを大虐殺したドイツ人の罪を集団心理 [...]
Sidiki Diabaté 2016-03-31 音楽 0 マリの首都バマコ生まれのシディキ・ディアバテは、今年23歳。代々コラという弦楽器を弾き続けてきたグリオの家系に属し、父はトゥマニ・ディアバテ、祖父は同名のシディキ・ディアバテで、いずれも最高のコラ奏者。昨年11月、フィルハーモニー・ド・パリで、父親のトゥマニと共演し、その成熟し [...]
Leila Schayegh « Bach/Sei Suonate » 2016-03-19 音楽 0 バッハのヴァイオリンとハープシコードのための6曲のソナタは、音楽が自然に流れていく名曲が続いて大好きなのだが、このアルバムはその決定盤になるか もしれない。どんどん人気が出てきている、バロック・ヴァイオリンの若手レイラ・シャイエと、チェンバロのイェルク・ハルベックの演奏は、速い [...]
Leonor Antunes – Le plan flexible 2016-03-18 アート 0 ポルトガル出身のレオノール・アンテュネス (1972-) の作品には、日本の装飾文化を思わせる、余分なものをそぎ落としたシンプルさと控えめな華やかさがある。ボルドー現代美術館で、アンテュネス展を開催している。 植民地時代、1世紀以上にわたり海外に送る物資の貯蔵庫だった建物で、教会 [...]
寒く湿ったブリュッセルの春を謳歌する ベルジチュード 2016-03-15 音楽 0 この原稿を書いている現時点の窓景色は、3月になったというのに雪嵐の天気。おお寒。「雨樋から落ちる雨水が僕らを直撃するから、アパルトマンの雨戸を全部閉めて春を祝おう」という歌い出しの歌「シャルラタン(いかさま師)」は、春は名ばかりのペテン師と歌うのだが、「これは典型的なブリュッセ [...]
中学後半~高校生向け 2016-03-08 本 0こども向け 今回は中学後半~高校生向け(14歳以上)に珠玉の小説と、やや難しいノンフィクション作品を紹介します。(し) 1. Les Larmes de l’Assassin 地の果てのような人里離れたチリの荒地に両親と暮らす少年パオロ。ある日、ならず者のアンジェルがやってきて両親を殺し、そ [...]