不穏な雰囲気の魅力 -グレゴリー・クリュードソンの写真- 2017-08-03 アート 0 クレルモン=フェランのFRAC(地域圏現代美術基金)で開催中のグレゴリー・クリュードソン展 “The Becket Pictures”は、わざわざ列車に乗って見に行く価値がある、この夏おすすめの展覧会の一つだ。 [...]
CD : Heroines of Love and Loss 2017-07-23 音楽 0 ヨーナス・ノルドベリがジョヴァンニ・カプスベルガーのトッカータをテオルボで弾き始めると時が歩みを止め、ルビー・ヒューズがヘンリー・パーセル作の曲を歌い出す。「おお、私を連れていっておくれ、安らかな闇へと…」。バルバラ・ストロッツィ、クラウディオ・セッサなどバロック初期の作曲家によ [...]
どこかランボーの彼方へ ー Somewhere over the Rimbaud 2017-07-22 音楽 0 米国の女流ロッカー/詩人のパティ・スミスが、この3月に北フランス、アルデンヌ地方にある詩人アルチュール・ランボーの母が持っていた農家(その中で少年詩人が「谷間に眠る者」や「酔いどれ船」を書いたと言われる)を買い取ったという。崇拝的なランボー愛。ジム・モリソン、カート・コバーンなど [...]
作者と作品の間に、息がつける空間がある。 2017-07-16 アート 0 Helen Frankenthaler ヘレン・フランケンサーラー(1928-2011)はアメリカ美術史に残る大物だが、同世代のアメリカ人女性抽象画家、ジョーン・ミッチェルや、夫だった抽象画家ロバート・マザウェルに比べ、フランスでは理不尽なほど知名度が低い。彼女の大個展はパ [...]
Picasso Primitif ピカソ・プリミティフ 2017-07-06 アート 0 近代絵画の金字塔であるピカソの 「アヴィニョンの娘たち」にはアフリカの仮面が描かれている。ピカソと非西洋美術の関わりは知られているが、彼はどのようにしてアフリカやオセアニアの美術に興味を持ったのだろうか。この展覧会は青年時代から晩年まで年代順に追い、アフリカやオセアニアの彫刻、仮 [...]
ルイ・ヴィトン財団美術館のアフリカンアート展 2017-07-03 アートこどもとおでかけ 0こども向け Art/Afrique, Le nouvelatelier atelier atelier 世の格式高い美術館では、まだまだ西洋芸術が幅をきかせている。でもブローニュの森に建つルイ・ヴィトン財団美術館は、その傾向に背を向ける。昨年の「中国」に続き、今回焦点を当てるのは「アフリカ [...]
Ray Lema & Laurent de Wilde 2017-06-29 音楽コンサート 0 コンゴ生まれのレイ・ラマが1985年に出した『Médecine』は、シンセの軽く弾む電子音があふれ、世界に広がりつつあったコンゴ・ルンバの殻を破った意欲作。それ以降も、ニュージャズのヨアヒム・キューンやブルガリアン・ヴォイスなどと共演しつつ音の旅を続けてきた。 米国生まれのフラン [...]
CD : Camille « Ouï » まっすぐ感覚に訴える「うた」 2017-06-26 音楽 0 ラジオから「私はオオカミを遠くにつれていく…川のほとりなんかにはいかない」と、歌が流れてきた。寓話的な詞、数え歌的なメロディー、一瞬ブリジット・フォンテーヌかと思ったが、カミーユ!この新作は、2005年の『Le File』をしのぐ。『Lasso』『Fontaine de lai [...]
バビックス新アルバムを聴く 2017-06-22 音楽 0 バタクラン・テロ後遺症を克服するために この原稿を書きながら、またテロのニュース(ノートルダム寺院)が飛び込んできた。私は5月22日のマンチェスターの事件に大きな衝撃を受け本稿を書き始めたのだが、その後も毎日のように…。私は音楽業界に属する仕事をしていたので、コンサート会場は言わ [...]
泥の巨人ゴーレム 2017-06-19 アート 0 Golem! Avatars d’une légende d’argile ゴーレムはユダヤ教の伝説に出てくる人造人間。ラビ(ユダヤの律法学者)が泥から作り、儀式を行って生命を与えた。ユダヤ社会を守る目的で作られたゴーレムは、通常は創造者に従順だ。 [...]