日本美術への情熱を みんなと分かち合いたい。 2018-10-15 アート 0インタビュー Manuela Moscatielloさん パリ市立チェルヌスキ美術館学芸員・日本美術責任者 この秋と冬は若冲の「動植綵絵(さいえ)」につづき、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」など、琳派の傑作がパリで見られる!…「ジャポニスム2018」の目玉といえる展覧会ふたつをフランス側で企画し [...]
Jakuchû 若冲 〈動植綵絵〉を中心に。 2018-10-04 アート 0 江戸時代中期の絵師、伊藤若冲(1716-1800)は当時は高名だったが、その後忘れ去られ、近年再評価されるようになった。パリでは、宮内庁三の丸尚蔵館(東京)が所蔵する動植物を描いた「動植綵絵(さいえ)」全30幅と、京都の相国寺にある「釈迦三尊像」3幅を展示する。若冲が相国寺に寄進 [...]
Livres de Robuchonロビュションの、この一冊。 2018-09-27 本 0 8月に亡くなったジョエル・ロビュションは、テレビで料理番組なども担当して知名度も高く、多数の料理本を書いているが、この一冊というなら『Tout Robuchon』。写真もイラストもないので最初はとまどう人も多いだろうが、フランス料理のほとんどの食材をとり上げ、ベーシックなものから [...]
Márta et György Kurtágクルターグ夫妻共演、珠玉の映像。 2018-09-25 音楽 0 ハンガリーの作曲家ジョルジュ・クルターグが子どものために作曲した『Játékok (遊び)』があまりに美しい。連弾の曲もあり、映像はあるのかなと 「kurtag jatekok youtube」とパソコンに打ち込んだら、この一生の宝が現れた。妻マルタとの、2012年Cité d [...]
よむたび。〈11〉ヨーロッパ〜アフリカ〜カリブ海 2018-09-20 本 0 『 顕れ(仮題) 』 Red in blue trilogie レオノラ・ミアノ著 / L’Arche刊 カメルーンと日本。 カメルーン出身の作家、レオノラ・ミアノの戯曲がこの9月からパリのコリーヌ劇場で、日本の演出家・劇団によって上演される。ミアノと [...]
”Les Nymphéas” d’Olivier Debré オリヴィエ・ドゥブレ『睡蓮』 2018-09-19 アート 0 「睡蓮」は、もちんモネが描いた睡蓮のこと。モネがオランジュリー美術館の一室を覆う「睡蓮」の絵を描いたように、抽象画家のオリヴィエ・ドゥブレ(1920-99)は、家族の家があるトゥレーヌ地方のロワール川を大画面に描いた。 [...]
Le Sacre de Stravinsky バルタバスによる人馬一体の『春の祭典』 2018-09-18 音楽 0 ストラヴィンスキーの『春の祭典』は、ディアギレフ率いるロシアバレエ団のために作曲され、1913年にニジンスキーの振付でシャンゼリゼ劇場で初演された。複雑な変拍子、思いもかけないポリフォニーで当時の観客の度肝を抜いたが、今は20世紀の傑作として定着。ベジャールやバウシュのダンスも [...]
Willy Ronis 日常の風景に現れる小さな幸せ。 2018-09-04 アート 0 ウィリー・ロニス(1910-2009)は、20世紀フランスの代表的な写真家の一人。多くの展覧会で作品を見てきたが、これほど彼の豊かな人間性と、人々への共感がこもったまなざしを感じた展覧会は初めてだ。 [...]
Festival de l’Orangerie de Sceaux ソー公園のクラシック音楽祭 2018-09-02 コンサート音楽 0 パリ郊外にある美しいソー公園で開催されているクラシック音楽祭からおすすめ。 9月8日は、ハイドン、シューマン、ドビュッシーなどの演奏で高く評価されているエルメス弦楽四重奏団と、2014年のジャック・ランスロ国際クラリネットコンクールで優勝したピエール・ジェニソンの共演。ノスタ [...]
フランス抽象美術の重要人物ジャン・ル=モアル回顧展 2018-08-30 アート展覧会イベント情報パリで遊ぶ 0 9月17日(月)まで ジャン・ル・モアル Jean Le Moal (1909-2007) は戦後フランス抽象美術の重要人物だが、今では名前や作品を見かけることは少ない。父がブルターニュ人のため幼少時をブルターニュで過ごし、リヨンで建築を学んだ後、パリとアルデッシュで活 [...]