CERAMIX 2016-05-17 アート 0 ロダン以降、現代までの西洋とアジアの陶芸を見せる展覧会を、パリとセーヴルの2ヵ所で同時開催している。パリ会場のメゾン・ルージュは思い切った見せ方で知られる展覧会場で、今回も刺激的だ。一見保守的な、夜会服を着た女性の上半身にキッチュな刺青があったり、壁を這い上がるゴキブリの群れが一 [...]
Le Douanier Rousseau – L’innocence archaique 2016-05-06 アート 0 上手い画家は、生前成功しても死後忘れ去られることが多い。それとは逆に、どう見ても上手いとは言えない画家が、コツコツやっているうちに時代の流れと合致して大物になることがある。「ドゥワニエ(税関吏)・ルソー」こと、アンリ・ルソー (1844-1910)はまさにその一人だ。正規の美術教 [...]
ノルマンディーと、印象派。 2016-05-02 アート 0特集記事 4月16日から 《第3回ノルマンディー印象派フェスティバル》が始まっている。印象派発祥の地ノルマンディー地方の各地で、9月までさまざまな文化イべントが開催される。 1858年、ル・アーヴルの町で画家を志していた17歳のクロード・モネは、この町で画材店を営む外光派の画家ウジェーヌ [...]
Chefs d’œuvre de Budapest ブダペスト美術館の至宝展 2016-04-16 アート 0 ブダペスト美術館には、西洋美術の傑作がキラ星の如く並んでいる。その一部がパリに来た。会場は西洋美術史をざっとおさらいするかのように、中世の終わりから近代までを網羅している。 ルーカス・クラナハ (父)の『バプテスマのヨハネの頭を手にしたサロメ』は、クラナハと同時代の豪華な衣 [...]
Anselm Kiefer アンゼルム・キーファー 2016-04-03 アート 0 アンゼルム・キーファー(1945-)の大回顧展を見ると、ドイツ敗戦の年に生まれた彼が、故国の戦争の罪と影を背負って生きてきたことが強く感じられる。 会場は、父の軍服を着た自分がナチス式敬礼をしている、20代の作品で始まっている。「ユダヤ人らを大虐殺したドイツ人の罪を集団心理 [...]
Leonor Antunes – Le plan flexible 2016-03-18 アート 0 ポルトガル出身のレオノール・アンテュネス (1972-) の作品には、日本の装飾文化を思わせる、余分なものをそぎ落としたシンプルさと控えめな華やかさがある。ボルドー現代美術館で、アンテュネス展を開催している。 植民地時代、1世紀以上にわたり海外に送る物資の貯蔵庫だった建物で、教会 [...]
TAULÉ INTERIOR 不思議な光が照らす室内 2016-02-15 アート 0 在仏のカタロニア人画家、アントニー・タウレ(1945-)の個展がパリの3カ所で開かれている。少年時代から絵を描いていたが、父の希望で建築を学び、バルセロナで建築士の資格を得た。アメリカ、スペイン、フランスで建築の仕事をした後、1975年から絵画に専念し、現在に至っている。70年代 [...]
多彩なる朝鮮芸術を堪能できる展覧会。 2015-12-15 アート展覧会イベント情報パリで遊ぶ 0 2015-16年の「フランスにおける韓国年」を記念し、ギメ美術館では、伝統美術から現代作家まで、朝鮮芸術の多彩さを見せる展覧会が開催されている。 本館地下の「紙の虎・5世紀にわたる朝鮮絵画Tigres de papier, cinq siècles de peinture en [...]
人類の過去と未来を問いかける 2015-12-06 アート 0 改装後の人類博物館。 2009年の閉館後、6年の改装工事を経て新しくなった人類博物館が10月に開館した。開館時の長蛇の列が一段落した今は、ゆっくり館内を見られる良い時期だ。といっても、入場者が見学に要する時間が平均2時間半という、見どころ一杯の博物館だから、一度で全部見ようとせ [...]
展覧会情報:11月1日号 2015-10-29 展覧会イベント情報パリで遊ぶアート 0 11月20日(金)まで YIA Young International Art Fair#05コニャック・ジェイ美術館所蔵の18世紀美術作品からインスピレーションを得て約20人の現代アーティストが制作した作品を、常設展の一角で展示中。デッサン、パステル、オブジェ、写真など。館 [...]