ノルマンディーの作家と食 〈5〉 2016-05-09 ノルマンディーの作家と食 他 0 モーパッサンの初期の作品には、1870年に勃発した普仏戦争がテーマになっているものが多い。『マドモワゼル・フィフィ』(1882年)もそのひとつで、ルーアンの近くにある貴族の城を占拠したプロイセン軍の将校らが登場する。 執拗に降り続くノルマンディーの雨の中、コニャックやリキュールを [...]
Nuit Debout 開始から1ヶ月。 2016-04-26 浮雲だより 0 3月31日から「Nuit Debout/立ち上がる夜」の名のもとに、多くの人々が毎日レピュブリック広場に集まっている。誰でも自由に参加できる平等な意見交換の場として、日々賛同者を増やしているようだ。人権活動家、エコロジスト、法律家、大学生など、いくつものグループのスタンドが軒を並 [...]
和風パリジェンヌ:COCO子 -12- 2016-04-24 パリジェンヌCOCO子 0 アジサカ・コウジのマンガをもっとご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。http://www.azisaka.com/blog/ [...]
ノルマンディーの作家と食 〈4〉 2016-04-11 ノルマンディーの作家と食 他 0 「毎晩、十一時頃になると、カッフェにでも行くように、ふらりとそこへ出かける」(青柳瑞穂訳)。これは、モーパッサンの短編『テリエ館』(1881年)の書き出しだ。短くて何でもないようでいて、美しい一文だ。「そこ」とは、ノルマンディー地方の片田舎フェカンにある「気のおけない家」で、その [...]
和風パリジェンヌ:COCO子 -11- 2016-03-26 パリジェンヌCOCO子 0 アジサカ・コウジのマンガをもっとご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。http://www.azisaka.com/blog/ [...]
浮雲だより:3月15日号 2016-03-23 浮雲だより 0 人の胸の中には種々雑多な思いがいっぱい詰まっているが、それを言葉で伝えるのは難しい。それでも、捉えようのない感情や状況を緻密で正確に浮き彫りにできる名人たちがいる。 そのひとりはプルーストだ。『失われた時を求めて』のなかに、 気まぐれに変化する階層社会の図式に人々が自分をどう組み [...]
ノルマンディーの作家と食 〈3〉 2016-03-12 ノルマンディーの作家と食 他 0 『脂肪の塊』(1880年)はモーパッサンが30歳の時に発表した小説。師匠にあたるフロベールも手放しで称賛したこの作品からは、モーパッサンの感性がしっかりと感じられる。自分が生まれ育ったノルマンディーの風景やノルマンディー人のこと、ブルジョワのこと、女性のこと、祖国のこと、戦争のこ [...]
オヴニー川柳倶楽部3月1日号 2016-03-08 川柳倶楽部 0 パリ住めば 本になる人生 だと思い( 在仏五十年 ) 帰国時に ないと困るや ブック○フ(十七区 しみじみ也) 【 律蔵先生の寸評 】 「2句とも本気で納得!まさに在仏日本人の本音。そうそう、たまに本腰を入れて本棚を片付ける時、数年間未読の頂き物の本、捨てるに捨てら [...]
カマルグの苦い米。 2016-03-07 ディアスポラ 0 南仏アルル市のカマルグは、2万ヘクタールの水田が広がるフランス随一の米作地帯。そこで作られる「カマルグの米」は、よく食べる。てっきり大昔から作られているのだとばかり思っていたが最近、その歴史がそれほど長くはないことを知った。 フランスは、第一次世界大戦のために植民地ベトナムから歩 [...]
和風パリジェンヌ:COCO子 -10- 2016-02-27 パリジェンヌCOCO子 0 アジサカ・コウジのマンガをもっとご覧になりたい方は、こちらからどうぞ。http://www.azisaka.com/blog/ [...]