インドネシアの海が舞台のファンタジー、『海を駆ける』フランスで公開に。 2021-08-16 舞台・映画 0映画読者プレゼント 2016年カンヌ国際映画祭に初参加し、〈ある視点〉部門審査員賞を受賞した『淵に立つ』の深田晃司監督。フランス政府からは芸術文化勲章シュバリエなども受勲しているせいか、なぜかフランス在住者としては親近感を感じるのだが、この夏は、その深田監督の作品5作が劇場公開されている。 『ほと [...]
シネマ『Dieu existe, son nom est Petrunya』 知性のおかげで、罠にはまらない。 2021-08-08 舞台・映画 0映画 公現祭の日、東方正教会の国々では、司祭が川に投げ込む十字架を拾う者に一年の幸せが約束されるという。2014年、マケドニアの町シュティプでは、この女人禁制の行事で女性が十字架を拾い、騒動に発展した。本作は、この実際の事件に触発された女性監督とプロデューサーにより作られた。「警察・教 [...]
カンヌで無冠という理不尽。アルチュール・アラリ監督『ONODA 一万夜を越えて』 2021-07-23 舞台・映画 0日曜営業 2年ぶりに開催された第74回カンヌ映画祭は、コロナの脅威に屈することなく7月17日に閉幕。最高賞のパルムドールは、新鋭ジュリア・デュクルノー監督の長編2作目『Titane チタン』に輝いた。女性のパルムドール受賞者はジェーン・カンピオン以来28年ぶり史上2人目に。幼少期の事故で [...]
目を奪われ、心乱される、カラックスの映像ロック・オペラ「Annette」。 2021-07-17 舞台・映画 0映画 コロナ禍で例年の5月から、夏に延期された第74回カンヌ国際映画祭(2021年7月6日から17日迄開催)。オープニング作品に選ばれたのは話題作『Annette』。『ホーリー・モーターズ』(2012)から9年ぶりとなるレオス・カラックスの新作だ。主演はフランスが誇るアカデミー女優マ [...]
ラ・ヴィレット屋外シネマ、今晩始まります。 2021-07-16 舞台・映画イベントこどもとおでかけ 0日曜営業パリ19区映画 Le Cinéma en plein air de La Villette 16/07 – 22/08 今年で第31回目。毎夏恒例のラヴィレット屋外上映会が始まります。今年は、モハメッド・アリ、サンローラン 、シャネル、モンパンシエ公爵夫人、マルゴ王妃、ボニーとクラ [...]
目を逸らさず、立ち向かってゆく。ジュリー・デルピー主演・監督作『My Zoé』 2021-06-28 舞台・映画 0 監督・脚本家・俳優としてボーダーレスな活躍を続けるジュリー・デルピー。彼女の長編7作目となる自作自演の映画『My Zoé』が、ようやくフランスで公開(6月30日)となった。本作は2018年に撮影が開始し、2019年にカナダやスイス、ドイツで劇場公開されるも、コロナ禍で世界配給の [...]
パリ・オペラ座エトワールにパク・セウンさん。韓国人で初めて。 2021-06-12 舞台・映画 0 パリ・オペラ座で6月10日、パク・セウンさんがエトワールに任命された。バスチーユ・オペラ劇場で『ロミオとジュリエット』の公演後、オペラ座総監督アレクサンダー・ネーフ=が舞台上で発表した。韓国人でエトワールに任命されたのはパクさんが初めて。 この晩は『ロミオとジュリエット』の開幕 [...]
ある家族の20年間の記録『17 Blocks 』 2021-06-11 舞台・映画 0 映画の撮影は通常数週間から数ヵ月で終わる。しかし稀に何年にもわたって同じ人物を撮り続ける作品がある。リチャード・リンクレイターの『6才のボクが、大人になるまで』、最近ならセバスチャン・リフシッツのドキュメンタリー [...]
『The Father ファーザー』フランス若手監督と名優のアカデミー賞受賞作。 2021-05-31 舞台・映画 0 4月末に実施された第93回アカデミー賞授賞式。ここで若手フランス人監督による初監督作品が2部門で受賞し話題となった。それがフロリアン・ゼレール監督の『The Father ファーザー』。主演男優賞(アンソニー・ホプキンス)と脚色賞での受賞だ。 本作はアカデミー賞効果がホヤホヤの5 [...]
イランの映画の巨匠、キアロスタミ回顧展「友達キアロスタミはどこ?」 2021-05-25 展覧会舞台・映画 0パリ4区 イランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督(1940-2016)がパリで逝去し早くも5年。現在、パリ・ポンピドゥ・センターの地下では、回顧展「友達キアロスタミはどこ?」が開催中。伝統と革新の同時に触れる彼の仕事をふりかえる。もちろんタイトルは、彼の代表作『友だちのうちはどこ?』(1 [...]