Bopome
台湾ストリートフード、パリ10区に。

捲餅(チュエンピン)

つまみ食いに、がっつり食事に。
自由気ままに台湾ストリートフード。

 台湾の観光名物のひとつ、士林夜市は安くてうまいB級グルメの屋台が並ぶ巨大なフードマーケット。膨大な数を誇るストリートフードの中でも人気上位にある捲餅(チュエンピン)がパリで食べられると聞き、興味をそそられた。

 捲餅は、小麦粉のクレープで具を包んで巻いたラップサンドのこと。当店では crêpeと呼んでいる。薄くて軽い生地は、中はもっちり、表面はカリッとしているのがたまらない。具は、砂糖醤油で柔らかく煮た牛肉のほぐし身に甘めのみそを添えたタイプか、豚のバラ肉にニンニクだれでからめたタイプの2種類(各8.5€)。いずれも野菜がしっかり入っていて栄養面でも良さそうだ。ニンニクだれはニンニクがものすごく効いているので、匂いが気になる人には牛肉の方をオススメしたい。

 ご飯ものでは丼が常時2種類ほどある。豚の煮込みと煮卵をのせた滷肉飯(各9.5€)もまた、台湾の屋台で必ず姿を見せる代表料理だ。赤米と黒米の混じったご飯に野菜もたっぷりでバランスが良く、量も、決して少なくはなく、かといって食後に苦しくなるほど多くもなく、最適なボリュームだ。

 前菜も試したくなるものばかり。大人気のサツマイモのガレット(3€)は細切りのかき揚げのようなもので、サツマイモの甘さとみずみずしい食感が人気の秘訣。サクサクしていて、ほんのりスパイシーな台湾風鶏の唐揚げ(6€)は8個も入っていて太っ腹。

台湾語で蘿蔔糕(ルオボガオ)と呼ばれる、いわゆる大根餅(4€)は、意外にどっしりしていてお腹が満たされる。甘すぎないタレは八角が香って、ビールのつまみにしたい美味しさだ。他に夏季限定のゴマだれ涼麺(4€)など、どれも良心的な値段設定で、自由気ままに組み合わせて楽しめるのも魅力的。お店はブルーが基調で愛らしく心地よいけれど、これからの季節はテイクアウトで近くのサンマルタン運河沿いでいただくのも気持ちが良さそうだ。(み)

 


Bopome

Adresse : 48 rue de Lancry, 75010 Paris
TEL : 09.8374.6024
アクセス : M° Jacques Bonsergent
月~土 12h-15h/19h-23h 日休