コルシカの名産といえば、豚肉製品や栗、ブロッチョという羊乳チーズが知られているが、これらを使った美味しい料理を提供しているビストロ。特に週末や祝日を除く昼どきに提供しているセットメニューは、前菜+メイン、メイン+デザートそれぞれコーヒー付きで15€とリーズナブルなのがありがたい。
前菜は自家製のテリーヌが素晴らしい。黒オリーブやヘーゼルナッツがゴロゴロと入っていて食感も楽しい。ブロッチョとトマトのサラダも、トマトのシーズンではないものの、ブロッチョのミルキーな美味しさがしっかり味わえて満足だ。
メインで断然オススメなのが、コルシカ風のラザニア。えっこれがラザニア? と思えるほどこげ茶色のソースがたっぷりかかっているのだが、これがデミグラスソースのようにコクがあって美味しい。しかも、一度焼いた肉のかたまりをほぐして使っているので、肉を食べているという満足度も高い。肉好きには、スペアリブの香草焼きもそのボリュームに圧倒されるはず。「マキ」というコルシカ独自の香草ミックスを使っていて、一気にコルシカに行った気分になれる。皮付きのままローストされたニンニクが添えられているので、これを肉汁と一緒にソースに絡めて食べるのは幸せだ。
ワインは当然コルシカ産。25clあるいは50clのピシェならば、6.50€/10€と割安になるのが嬉しい。デザートはブロッチョのチーズケーキ、フィアドーネで決まり!レモンの香りのしっとりしたケーキは、満腹でもするする入ってしまう。
食後にもう一度メニューを眺めてみると、タパスコースもあるではないか!コルシカ流のタパスが3品、5品、7品付いてそれぞれ20€/25€/30€。次はこれを試そう。(里)
A Cursita
Adresse : 255 rue du Faubourg Saint-Antoine, 75011 ParisTEL : 01.4887.5334
アクセス : M° Faidherbe Chaligny /Reuilly - Diderot
URL : http://www.acursita.fr
火~土 12h-15h/ 19h30-23h ・魚好きには本日の魚という日替わりメニューもあり