シュテファン・テミングは南ア生まれのリコーダー奏者。ヴィヴァルディのリコーダー協奏曲を演奏している。類のないテクニックで軽やかさ、色合い、強弱を表現したこの6曲の協奏曲が素晴らしい。共演のカプリコルヌス・コンソート・バーゼルの演奏も端正かつ表情豊か。RV443のラルゲットの出だしは、そう、パゾリーニの『マンマ・ローマ』で、エットーレ少年が孤独感を胸いっぱいに郊外の荒涼とした空き地を歩くシーンで流れていた曲だ。(真)
CD : Stefan Temmingh “Vivaldi”
シュテファン・テミングは南ア生まれのリコーダー奏者。ヴィヴァルディのリコーダー協奏曲を演奏している。類のないテクニックで軽やかさ、色合い、強弱を表現したこの6曲の協奏曲が素晴らしい。共演のカプリコルヌス・コンソート・バーゼルの演奏も端正かつ表情豊か。RV443のラルゲットの出だしは、そう、パゾリーニの『マンマ・ローマ』で、エットーレ少年が孤独感を胸いっぱいに郊外の荒涼とした空き地を歩くシーンで流れていた曲だ。(真)