牡蠣(カキ)が食べたいなあ。でもブラスリーだと、ちょっと騒々しいし、そのあと何かとろうと思うと大げさな料理しかないし、と迷ってしまう人におすすめのお店。昨年12月に開店したばかりだが、マレンヌ、オレロン島直送のカキを目当てにやってくるファンが増えている。元裁縫材料店mercerieだった店内はぜんぶで20席とこぢんまりしているものの、テーブルがゆったりとってあるので、落ち着いた雰囲気で食べられる。
カキは、フィーヌ・ド・クレールの大と小、スペシャル、それにブルターニュの4種類で、6個(6.50€~12€)、1ダース(12.50€~23€)。それぞれ微妙に異なる風味を味わってみたい人は、3個ずつの盛り合わせ(16€)をとる手もある。
どのカキも新鮮で、たちまちテーブルに潮風が吹きこんでくるようだった。ワインはヴァランセを1本とった(17€)。ソヴィニョン種のブドウから作られるロワール産の白で、しっかり辛口でいながらフルーティー、カキにぴったり。
そのあとは、〈コッパ、ソーシソン、生ハムの盛り合わせ〉(9.50€)と、本日のおすすめ〈アンチョビーのマリネとマッシュ菜のサラダ〉(7.50€)。どちらもシンプルな一品だが、素材がよくて、うまい!チーズの盛り合わせ(9.50€)もある。(真)
Mercerie Mullot
Adresse : 19 rue Bréa, 75006 Paris , FranceTEL : 01.4326.0806
日休