アデュ、フラン ! 1350年に初めて金貨にラテン語で「フラン」と刻まれて以来、650年間フランスのアイデンティティそのものを体現してきたフラン通貨が2002年1月1日から姿を消し、ユーロの時代が始まる。EU12カ国は、欧州史上初めての共通通貨導入までの準備期間内に、国民をユーロに親しませるためのキャンペーンに本腰を入れ始めている。 が、はたして一般市民がどのくらいユーロに関心をもっているかというと、昨年11月の世論調査(CSA)で53%は「慣れるのがむずかしく時間がかかりそう」と、新通貨への期待も興奮もたいして抱いていないよう。フランス中央銀行が年頭に発表したユーロ・ガイド*を順に追ってみよう。ユーロとともに21世紀に突入 ! ■2001年1月1日より ■2001年12月15日より ユーロ硬貨の供給開始。1包 :15.25C (100F相当)分の新硬貨40個が入っている袋を銀行や郵便局で購入でき、2002年元旦より使用できる。 ■2002年1月1日 小切手、カードによる支払いや送金は全部ユーロに統一され、自動引き出し機からは主に20euroの札(131.19F)が出てくる。 ■2002年2月17日以降 6月30日までに行きつけの銀行でフランをユーロに換えるか口座に振り込む。中央銀行なら硬貨は3年間、紙幣は10年間ユーロに換えてくれます。(君) *3~9月に3000万部が各郵便受けに配布される。 |
フランをユーロに換算してみると 0.46euro 切手 (3F) |