キノコの季節ですね。まずジロール茸が八百屋に並び、それに次いでセープ茸が現れる。和風なら炊き込みご飯や茶わん蒸しに入れるとうまい。ホウレンソウとのおひたしもいい。
ジロール茸を使った炊き込みごはんは、香りも上品で色もきれい。ジロール茸には、土や枯れ葉のかけらが付いているので、刷毛を濡らしながらキノコの表面をサッサッサと掃除していく。水洗いは避けること。それが終わったら、小さいものはそのまま、大きめはいくつかに裂く。米をよくとぎ、塩としょう油、酒で薄い味を付けつつ、ふつうのごはん同様の水加減をする。ジロール茸と切れ目を入れた昆布を加え、ふっくらと炊き上げる。蒸らしてから大きく混ぜ合わせる。
次はホウレンソウとのおひたし。なるべく小さめのホウレンソウをよく洗い、さっと塩ゆでし、色がよく残るようにすぐ冷水にとって冷まし、ざるにあける。手で水気をよく切ったら、食べやすい大きさに切る。ジロール茸は掃除したら、そのままフライパンで空煎りし、焼き色が付いたら、大きいものはいくつかに裂く。これをホウレンソウと混ぜ合わせて盛り付ける。レモンの搾り汁としょう油を合わせたレモン醤油をかけて食べるとうまい。(真)