カエサルの養子で、ローマ帝国初代皇帝になったアウグストゥス(紀元前63年〜紀元14年)の物語であり、没後2000年の記念展。カエサル亡き後、アントニウスとの戦いに勝ったアウグストゥスは、暗殺されたカエサルの二の舞にならぬよう、いきなり皇帝を名乗ることはせず、共和制の中での元首と自らを定め、元老院の懇願のもとに皇帝となった。帝国全土に皇帝であることを知らしめるために、自らの彫像、肖像入りコインなどのグッズを配布するという、マーケティングに長けた人でもあった。統治時代は「パクス・ロマーナ(ローマの平和)」と言われ、栄えた。ギリシャ美術を導入し、芸術にも力を入れた。
7/13迄。火休。
グランパレ