サルコジ大統領は2月15日、テレビTF1のインタビューで正式に次期大統領選挙に出馬する意向を明らかにした。「フランスが強ければ、フランスは守られる」とし、「強いフランス」を選挙スローガンとして掲げた。また、経済危機の続いたこの5年間にやり遂げられなかったことがあるとし、当選したら失業者の職業訓練や移民問題について国民投票を行うと公約した。コシュースコ=モリゼ環境相がサルコジ氏の選挙キャンペーンのスポークスマンに18日に任命され、23日に「混乱を避けるため」に環境相を辞任した。環境相の任務は大統領選挙までフィヨン首相が兼任する。一方、モラン元国防相とフレデリック・ニウ狩猟・漁業・自然・伝統党党首は立候補を取り下げ、サルコジ氏支持にまわることをそれぞれ16日、22日に明らかにした。