
3月25日(火)、20h30-。
米国出身のピアニスト、ヨアキム・ホースレイが数年前にリリースした『Via Havana』にはびっくりした。ベートーヴェンの第7交響曲を、手やスティックで楽器をたたいたりもしながらルンバのリズムで奏でていき、卓抜なリズム感に遊びがあふれる。ベートーヴェンだけでなくモーツァルト、スメタナ、ショパンなどの名曲が次々とラテン音楽に変貌。アレンジも見事だし、聴き手によってはちょっと鼻につくくらいの芸達者!クラシックのピアノだけでは満足できず、独学でロックや南米音楽を自分のスタイルにとり込んでいったという。このアルバムをきっかけにした来日公演も大好評だった。
ホースレイの最新盤は『Afro Bach』。バッハの曲は、これまでもジャズやロックでさまざまに取り上げられたけれど、ラテンのリズムと一体になって、たのしいアルバムになった。4曲目の『Bach Cumbia』が気に入った。ハープシコード協奏曲の編曲ではオーケストラも入っているのだが、今回のパリ公演は、ベース、パーカッション2、ドラムスのカルテットが切れ味のいいリズムでからんでいく。(真)

Studio de l'Ermitage
Adresse : 8 rue de l'Ermitage, 75020 ParisTEL : 01.4462.0286
アクセス : M°Jourdain/Gambetta
URL : https://www.studio-ermitage.com/index.php/agenda/date/joachim-horsley
25日20h30。前売り28.57€/当日30€。
