今一番注目されているピアニスト、ベンジャミン・グローヴナーは、英国生まれで24歳。2年前に出た『Dances』は、評論家に高く評価された。この新アルバムも考え抜かれたプログラム。バッハ作曲ブゾーニ編曲の『シャコンヌ』は、左手の切れのよさもあってポリフォニーのラインが明確で優雅な動き。フランク『前奏曲、フーガと変奏曲』は難曲だがグローヴナーの手にかかると、まぁ、よく歌うこと!神秘感もただよう。ラヴェルの『クープランの墓』はどこまでも軽やかで色合いが豊か…。(真)
CD : B.Grosvenor “Homages”
今一番注目されているピアニスト、ベンジャミン・グローヴナーは、英国生まれで24歳。2年前に出た『Dances』は、評論家に高く評価された。この新アルバムも考え抜かれたプログラム。バッハ作曲ブゾーニ編曲の『シャコンヌ』は、左手の切れのよさもあってポリフォニーのラインが明確で優雅な動き。フランク『前奏曲、フーガと変奏曲』は難曲だがグローヴナーの手にかかると、まぁ、よく歌うこと!神秘感もただよう。ラヴェルの『クープランの墓』はどこまでも軽やかで色合いが豊か…。(真)