カマルグ式闘牛を観戦しよう。
● アルルで見るなら?
カマルグ式闘牛の中心地アルルでは、4月初めから10月末までカマルグ式闘牛が見られる。なかでも観光客が鑑賞しやすいのは、古代円形闘技場で頻繁に試合がある7月と8月だろう。
コカルド・ドール (Cocarde d’Or)
カマルグ式闘牛の中で最も格式が高い重要な大会。1928年以来毎年7月の第一金曜に実施され、第84回の今年は7月4日17h30からスタート。
カマルグ式闘牛 (Courses camarguaises)
7/6~8/31まで、毎週水曜と金曜の17h30からカマルグ式闘牛を実施。
円形闘技場のカマルグ(La Camargue aux arènes)
カマルグ式闘牛をはじめ、牛や馬、民族衣装を通して、カマルグ文化のベスト・オブ・ベストを凝縮させたスペクタル。7/11~8/29の毎週月曜の17h30から。
円形闘技場
Arènes d’Arles
Rond-Point des Arènes 13200 Arles
www.arenes-arles.com
アルル観光局
www.arlestourisme.com
交通
パリからアルルまではTGVで片道約4時間。
● アルル以外で見るなら?
カマルグ式闘牛が見られるのは、毎年3月の第2日曜から11月頃まで。この期間に約900の試合が開催される。
南仏には大小含め円形闘技場が100以上あり、春から秋まで闘技場のある町でカマルグ式闘牛が定期的に開催されているのだ。カマルグ式闘牛協会のホームページ(www.ffcc.info)でスケジュールが確認できる。
例えばお勧めは、マグダラのマリアが辿り着いたとされるカマルグ地方最南端の地サント・マリ・ド・ラ・メール(Saintes-Maries-de -la-Mer)。円形闘技場が浜辺に面し、優雅なバカンス情緒たっぷりの町だ。闘技場入り口付近にはスター牛ヴォヴォの銅像が。生前はラズトゥールさえ触るのが難しかった暴れん坊ヴォヴォ。今は動かぬ像となり、触る人に幸運をもたらしているという。
サント・マリ・ド・ラ・メール円形闘技場
4 avenue Léon Gambetta,
13460 Saintes-Maries-de-la-Mer
www.arenes-des-saintes-maries-de-la-mer.com
交通
車がないと移動しにくいカマルグ地方だが、アルルからサント・マリ・ド・ラ・メールまではL20番のバスが通る。片道1€、約1時間。