シャンゼリゼ劇場に、30代後半の充実しきった女性ヴァイオリニストが相次いで登場。
6日11hは、ファジル・サイとの共演でベートーヴェンのソナタ集なども出しているモルドバ出身のパトリチア・コパチンスカヤ。体全体で音楽を感じながらの情熱的な表現で聴衆をとりこにする。曲目はモーツァルトのソナタK454、ラヴェルの『ツィガーヌ』、そしてエネスコの最高傑作、ソナタ第3番。ジプシー音楽のフィドル奏法の影響を受けた即興的な曲は彼女にうってつけだ。ピアノはポリーナ・レシェンコ。30 / 15€/26歳未満)/無料(9歳未満)。
10日20hは、オランダ出身のジャニーヌ・ヤンセン。美しいビブラートでよく歌う演奏。チャイコフスキーの協奏曲が得意だが、今回はベートーヴェンの協奏曲。ブラームスの交響曲1番。共演はパーヴォ・ヤーヴィ指揮するドイツ・カンマー・フィルハーモニー。ヤーヴィがどんな音楽を作るか、興味津々。 85/ 5€。(真)
Théâtre des Champs-Elysees :
15 av.Montaigne 8e 01.4952.5050 M°Alma Marceau
www.theatredelaville-paris.com