フランス人の友だち、犬・猫を再発見。

ジグザグ競走に挑戦。© JP Attal / EPPDCSI
ジグザグ競走に挑戦。© JP Attal / EPPDCSI

Chiens & Chats L’EXPO
 フランスは欧州随一のペット大国。近年もペット数は右肩あがりに増え、現在は6300万匹。フランスの人口6603万人に迫る勢いである。やはり犬と猫の人気が最も高く、犬は740万匹、猫は1140万匹も飼われている。犬糞放置の罰金が上がったとはいえ、まだ路上で犬糞を踏んでしまうのも納得がいく。
 パリの定番スポット、科学産業博物館が選んだテーマは、フランス人の大事な友だち、犬と猫。動物行動学の専門家による最新の研究結果を反映させた、インタラクティブで工夫あふれる展示となっている。
  「犬猫の立場になって」と題されたスペースでは、ジグザグ競走や垂直跳びに挑戦。あの小さなプードルでさえ、ジグザグ競走は1.63秒で走りきれるとあるが、挑戦すると4秒代がやっと。動物の身体能力にあらためて嫉妬した。
  「犬猫の頭の中」のスペースでは、犬猫の目から見た世界がバーチャル体験できるビデオが興味深い。動物の瞳が映し出す色彩で視界が広がり、専用の機械に手を置くと、動きに合わせ風まで感じられる。また鳴き声を聞いて、犬や猫の気持ちを当てるゲームも実践的だ。犬・猫の気持ちがわかると思い込んでいる飼い主さんは、この機に実力をはかってみよう。
  「私たちの社会の中で」のスペースでは、人間が真似た犬の吠え声が、どこの国のものなのかを当てるゲームが気になった。日本人はもちろん 「ワンワン」だが、同じ「ワンワン」でもアメリカ人は妙に本格的に吠えている。ブラジル人はやる気がないのか、気の抜けた「ワフワフ」だ。
 とかく毎回多様な切り口で、科学的なアプローチを用意するラ・ヴィレットの同博物館。長い夏休みも休まずオープンで、好奇心旺盛な子供たちを迎えてくれる。(瑞)

Cité des Sciences et de l’Industrie
Chiens & Chats L’EXPO(2016年2月28日迄)

30 avenue Corentin-Cariou 19e
M° Porte de la Villette   01.4005.7000
10h-18h (日曜は19h迄) 月休み   12€/10€ 
www.cite-sciences.fr

どこの国の人間が真似た犬の吠え声かを当てるゲーム。

どこの国の人間が真似た犬の吠え声かを当てるゲーム。

見所がたくさんの科学産業博物館。

見所がたくさんの科学産業博物館。