田舎生活も楽しいかな。

経営するショップの前にて。九州の田舎でフランスのモノに囲まれての生活は心地いい。
経営するショップの前にて。九州の田舎でフランスのモノに囲まれての生活は心地いい。

◎モラト佳代子(バルセロナ+メキシコ+パリ:10年以上)

 日本の大学でスペイン語を学んだ佳代子さん、在学中はバルセロナやメキシコに留学し、卒業後は大阪でスペイン政府関連の仕事をしていた。
 しかし、「このまま普通に結婚して、大阪にいるのかなと思いました。まだ他のことがしたいエネルギーがありました」
 1年半働いた職場を辞め、国際協力の仕事をしようと、以前短期留学したメキシコの大学で国際関係学を学ぶため、日・メキシコ政府奨学金に応募して、合格した。
 メキシコに行く前、バルセロナで留学していた時にルームメイトだったフランス人の女友だちに会いに、南仏に行った。そこで、後に夫となる、かつてバルセロナに留学していた共通の友人と再会し、彼とのお付き合いが始まった。
 その後、佳代子さんはメキシコに行ったが、遠距離で彼との交際が続くうちに、結婚をしようという話になった。「彼がものすごく好きでした。勉強に全く身が入らない状態でメキシコにいてもしょうがないと思いました」
 奨学金は辞退することになり、25歳でパリに渡り、結婚した。
 フランス映画やフランスのファッションが好きだった佳代子さんにとって、フランスは憧れの国、そこで暮らせることは嬉しかった。渡仏後、しばらくしてからアパレル関係の会社で働いていたが、子供の出産を機に辞めて、その後は、フリーのバイイングコーディネータとして働いていた。毎日刺激のあるパリで仕事をし、子供もいる充実した日々を送っていた。
 ところが、二人目の子供が生まれた頃から、パリでの生活が「暮らしにくい」と感じ始めた。今までは感じていなかったストレスがたまり、ずっと曇っているパリの空も、自分には合っていないと思うようになった。アパートの天井に天窓を付けたりしてみたが、効果はなかった。そして彼の実家がある南仏に引っ越そうと話し合いが始まった。
 そこで問題になったのが、毎週のように「病的に集めていた」というアンティークの品々。とりあえず南仏の実家に置かせてもらおうと頼んだら、あまりの量に実現は不可能だった。
 それではと、スペースがあった熊本の実家にコンテナで送ることになった。結局、それがきっかけになり、10年のパリ生活に区切りをつけ、2009年に帰国。
 「失敗しても死ぬわけじゃない」という夫の言葉もあり、とりあえず2年やってみてだめだったら、フランスに帰ろうかというくらいの気持ちだった。
それが日本に戻ってもう5年目。今は、勝手知ったる田舎で
暮らしながら、自分の好きなことができて、子供や夫と過ごす時間が多くなった。
 パリ生活の息苦しさはもう感じないが、同じ場所にいるとまた窮屈になってくるかもという佳代子さん。仕事で年に何回かフランスに行くことがあり、バランスがとれているという。田舎だから何かをできるような場所もあり、モノを通してではあるが、フランス滞在で学んだことや感じたことを発信していきたい。熊本の田舎で南仏の風を吹かせている。(樫)

Une heureuse vie à la campagne
 MORATO Kayoko (Plus de 10 ans entre Barcelone, Mexico et Paris)
Après ses études universitaires d’espagnol au cours desquelles elle a effectué un séjour linguistique à Barcelone et à Mexico, Kayoko a commencé à travailler à Osaka. Elle s’est alors questionnée : « Ma vie va-t-elle se poursuivre ainsi à Osaka, en attendant le mariage, alors que j’ai encore plein d’énergie et de projets en tête ?»
C’est alors qu’elle décide de quitter son travail, et réussit à obtenir une bourse pour aller étudier au Mexique. Mais, avant de partir, Kayoko se rend en France pour revoir une amie française qui partageait le même foyer lorsqu’elle vivait à Barcelone. Et elle y retrouve également un Français, ami commun. C’est alors le début d’une histoire d’amour avec lui, entre la France et le Mexique. Mais, elle est amoureuse de lui, au point qu’elle « n’arrive pas à se concentrer sur ses études au Mexique ». Kayoko renonce à la bourse et repart à Paris pour se marier.
Si sa vie parisienne a été très stimulante, Kayoko éprouve cependant un mal de vivre à la naissance de son deuxième enfant. En essayant de surmonter ce mal être, elle revient finalement au Japon, à la campagne, son pays natal.

 

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