パリは川のある風景が似合う都市。「パリのセーヌ河岸」として、ユネスコ世界遺産に登録されているのも納得である。当然夏はパリと近郊の水辺で、恒例イベントが開催。パリなら「Paris Plages パリ・プラージュ」、セーヌ・サンドニ県なら「L’Eté du canal 運河の夏」、オ・ド・セーヌ県なら「Balades en Seine セーヌ散歩」などがある。そして昨年から、これらのイベントは「Le Grand Paris se met à l’eau ! グランパリ水辺へ」と題し、一緒に盛り上げるようにもなった。どれも足を運ぶ価値があるが、特に子どもたちが喜びそうなものをご紹介。
● Paris Plages (7月19日~8月17日)
夏の風物詩「パリ・プラージュ」は、子ども用アクティビティも充実。セーヌ河岸では海賊船がそびえる大砂場「La Lude-Plage」(3~7歳向け)、毎日曜17h-20hにルーヴル河岸に登場する子ども向けダンスパーティ「Le Bal des Enfants」、マリー橋たもとの児童図書館「La Bibliothèque Ephémère Flammarion 」などが。ラ・ヴィレット貯水区では毎日13h-20hの間、ベビーフット(テーブルサッカー)や電動カー、電動 & 足漕ぎボートが体験できる。
詳細はwww.quefaire.paris.fr/programme/55944_paris_plages_2014
● Balades en Seine (9月14日迄)
セーヴルもしくはルイユ・マルメゾンから出発する2時間クルーズ(大人15€、5~12歳は7€、4歳以下無料)。エッフェル塔・島・港・印象派の4コースを用意。毎日曜11hと15hに出発。
詳細はwww.baladesenseine.com
● L’Eté du canal (7月5日~8月24日)
ラ・ヴィレットからパリ北方郊外に伸びるウルク運河のお祭り。週末にパリとオルネー・ス・ボワを結ぶ格安運河クルーズ(土曜1€/日曜2€/10歳以下無料)が定番人気。他にもカヌー、サイクリング、馬が船をひく情緒たっぷりの田園クルーズもある。
詳細はwww.tourisme93.com/ete-du-canal/
水上でたっぷり遊べる。© Lola Ertel/ Mairie de Paris
ラ・ヴィレットでヨット体験も。© Lola Ertel/ Mairie de Paris
セーヌ河岸に砂場ができる。© Jean-Baptiste Gurliat/ Mairie de Paris
4コースを用意したクルーズ。© CG92 / jean-luc dolmaire
馬が船をひくのどかなクルーズ。© Seine-Saint-Denis Tourisme