フランスのアール・ブリュットの大物、ミシェル・ネジャール (1947-) の回顧展。アルジェリア系ユダヤ人の仕立て屋の家に生まれ、少年時代に仕立て技術を習得した。メキシコやモロッコ旅行での経験に触発され、布や皺にした紙で人形を作り始める。彼が作るブードゥーの儀式で使うような人形は一見おどろおどろしいが、呪術的なエネルギーは込められていない。純粋な造形美術として安心して見られる。
7/12迄。
Galerie C. Berst : 3-5 passage des Gravilliers 3e