「料理はアートになりうるか?」

 「多くのアーティストがミュージック、シネマ、建築、デザイン界とコラボレーションしているが、料理界とのコラボレーションは無縁だ」とパリ・ボザールの学長、ニコラ・ブリオーは語る。自らキュレーターとなり、料理界とアーティストとの対話に挑んだエクスポ »Cookbook» がボザールに付属するパレ・デ・ボザールで開催されている。
 ストリート・アーティストのように、パリのメトロの終電が通った後、メトロのレールの上で肉を焼き、試食するヴィデオ・アートはデザイン界から料理界に入り、パリで人気の「セプチム」のシェフ、ベルトラン・グレボの作品。最もコンセプチュアルな料理で注目されているスペイン人シェフ、アンドニ・アドゥリスは、伝統的なイラン製法で 3〜6カ月、専用の缶で熟成させたフレッシュキャビアを、トイレの形をしたリトルカップに盛り食卓に置く、というユーモラスな作品(写真)。
 世界一にランキングされているコペンハーゲンのレストラン「ノマ」のレネ・レゼッピ、 分子ガストロノミーの先駆者、スペインのフェラン・アドリアなどクリエーション・プロセスが注目される20人のシェフとコランボレーションするのは、シュルレアリスムの流れを打ち出すスウェーデン人アーティスト、エリック・ディエットマン、ヌーヴォー・レアリストのアーティスト、ダニエル・スペーリなど。デッサン、コラージュ、ヴィデオ、クロッキーなどでクリエーションとしての独立した革新的「料理アート」の世界を展開している。(苗)
Palais des Beaux-Arts : 13 quai Malaquais 6e  M° St-Germain-des-Prés
1月9日まで。13h-19h(月休)。
7.5€/18歳未満無料。

 

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