1925年、フランスは植民地ベトナムに美術教師を派遣し、インドシナ美術学校を開設した。そこで西洋近代美術を学んだ若者が、ベトナム近代美術の礎となった。西洋の技術を消化しつつ、ベトナムの風景や人々を描いた。もともとベトナムにあった絹絵の技術を復活させて制作した作品が繊細だ。ナビ派のような雰囲気が漂うものもある。2階では、日本人修復家による絹絵修復のビデオが見られる。ベトナムに住んだフランス人作家の中では、アリックス・エメの漆の家具が秀逸。
1/27迄(月休)。
Musée Cernuschi : 7 av. Vélasquez 8e