2週間のニュース


12月6日付パリジャン紙。
12月3日から5日までブカレストで開催されたデビスカップ決勝で、フランスは地元セルビアと対決。9年ぶりの優勝かと期待が高まったが、セルビアチームのジョコヴィッチにシングルスで2敗したことが響き、2勝3敗で優勝を逸した。

●ロワイヤル氏立候補宣言で社会党混乱
 セゴレーヌ・ロワイヤル氏は11月29日、社会党(PS)の大統領選候補を決める予備選挙へ立候補する意向を明らかにした。24日にオブリPS第一書記が、ロワイヤル氏、ストロース=カーン氏と自身の3者の間で立候補者を1人に絞る協定を結んだと発言した直後のこの立候補表明にPS執行部はあ然。立候補締め切りは2011年6月、予備選挙は同年秋に行う。一方、最有力候補とされるストロース=カーン氏は、国際通貨基金(IMF)総裁を2012年の任期満了まで務めると最近発言しており、この発言をロワイヤル氏は立候補断念であると公言し、物議をかもしている。
●EU他国における交通違反でも罰金
 欧州連合(EU)は12月2日、EU内の居住国外で交通違反を犯した場合に罰金徴収を免れられないようにするシステムを導入すると明らかにした。これまでは違反が犯された国の居住者でない違反者への罰金徴収が困難であったが、EU加盟国内で情報を共有して違反者の氏名と住所を割り出し、違反が犯された国の当局が罰金を徴収できるようにする。
●大寒波が続き、パリ首都圏でも積雪
 11月下旬からフランスのほぼ全土をおおう寒波の影響で、29日にはサントル、ブルターニュ、アルザス地方などで、積雪や路面凍結により都市交通機関や列車などが一部運休したり、大型トラックの走行が禁止されたりした。12月8日にはイル・ド・フランスで1987年以来の約10センチの積雪があり、道路の交通や鉄道、メトロの運行に大きな影響が出た。パリ周辺の幹線道路では最高425キロの渋滞が発生したほか、車が雪で立ち往生し、数百人が車中や避難所で夜を過ごした。パリ市内、郊外のバスも多くの路線で運行が見合わせられた。また、ロワシー、オルリー両空港でも欠航や遅れが出た。
●ベタンクール事件、和解で終結
 ロレアルの大持主、リリアーヌ・ベタンクールさんの老齢につけ込んで、友人のフランソワ=マリー・バニエ氏がリリアーヌさんから約10億ユーロをだまし取ったと、彼女の娘フランソワーズ・メイエ=ベタンクールさんが告訴していた件で、両者が和解し告訴が取り下げられることになった。フランソワーズさんは、母親の財産管理人パトリス・ドメストル氏を相手取った訴訟と、母親に司法後見人をつける要求申請も取り下げる。この和解にともない、ロレアルの持株会社社長にフランソワーズさんの夫、ジャン=ピエール・メイエ氏が就任し、ドメストル氏は財産管理人を辞職する。また、バニエ氏は、計6億ユーロのリリアーヌさんにかけられた生命保険の受取人になっているとされるが、これを放棄する。しかしヴルト前労働相の関与が疑われるリリアーヌさんの脱税疑惑に関する捜査は継続される。
●コンコルド事故、原因はコンチネンタル航空
 ポントワーズ軽罪裁判所は12月6日、2000年のエール・フランス(AF)コンコルド機墜落事故(113人死亡)の責任は米コンチネンタル航空にあるとし、同航空の整備士に執行猶予付禁固15カ月、同航空に20万ユーロの罰金、AFへの100万ユーロの損害賠償の支払いを言い渡した。コンコルド機の直前に離陸したコンチネンタル航空機から金属片が落下したためにコンコルド機のタイヤが破裂したことが事故原因とされた。同航空は控訴する。またコンコルド機を製造したEADS社にも安全管理を怠った民事責任があるとし、遺族への慰謝料のうち30%を負担することを命じた。
●小学校の週4日制に議論再燃
 国民議会の調査委員会は12月8日、学校の授業時間に関する報告書を公表し、幼稚園・小学校の週4日制(08年導入)に水曜半日を加え、夏休暇を2?3週間短くすべきと提案。同委員会は、週4日制では1日の授業時間が長くなり、児童に負担がかかりすぎていると批判。また一律16時半まででなく、年齢に応じて授業終了時間を変えるべきとした。さらに、各学校に委任されている中・高校の授業時間も欧州の平均に比べて長いため、年間授業時間の限度を国が決定すべきと提案した。