今月の展覧会

●Rubens, Poussin et les peintres du XVIIe siècle

Rubens “Le Bain de Diane”
© Loan  Netherlands  Institute  for  Cultural Heritage  (ICN),  Rijswijk/Amsterdam

 ヨーロッパの美術館と個人蔵から集めた、17世紀のフランスとフランドル地方の絵画60点。ニコラ・プッサンらの新しい絵画が、モデルとしてフランドルの画家たちに与えた影響もうかがえる。1/24迄(無休)。
Musée Jacquemart-André :
158 bd Haussmann 8e

●Nancy Spero (1926-2009)

female bomb, 1966
© Collection of Barbara Lee, Cambridge, Massachusetts, United States

 男性優位の美術界で、女性アーティストの地位向上を願いつつ地道に活動を続け、晩年になって認められたアメリカ人アーティスト。ベトナム戦争にショックを受け、戦争の暴力とそれに対する怒りを表現した。3人の子供を得て家庭生活を送った、夫も美術界の人、晩年に評価が高まった点など、ルイーズ・ブルジョワに似ているが、ブルジョワのような子供時代のトラウマはない。1/10迄(火休)。  
ポンピドゥ・センター

●Basquiat
 70年代末から80年代にかけて、廃材や日用品を素材に落書きのようなアートで独自の世界を表現し、美術界の寵児になったが、麻薬中毒で27歳の短い人生を駆け抜けたジャン=ミシェル・バスキア(1960-1988)の回顧展。雑多なニューヨークの喧騒、アフリカ系アメリカ人のアイデンティティ、消費社会、神話がテーマとして混じり合う。1/30迄(月休)。 
パリ市近代美術館 :
11 av. Président Wilson 16e

●Jean-Léon Gérôme : L’Histoire en spectacle
 生前は有名だったが、死後忘れさられた19世紀の画家ジェローム(1824-1904)。アカデミックな作風だが、テーマの扱い方でスキャンダルを起こしたこともある。劇的効果のあるジェロームの作品は、映画「クオ・ヴァディス」や「ジュリウス・シーザー」の場面に転用された。歴史、神話、オリエントをテーマにした油彩、デッサン、彫刻。1/23迄(月休)。
オルセー美術館

●France 1500

Jean Hey “L’Annonciation”
© Photography The Art Institut of Chicago 2010

 イギリスとの百年戦争を終結させたシャルル8世と、それに続くルイ12世の時代の美術工芸、挿絵本200点を展示。1500年前後の、中世とルネサンスの狭間の時代に焦点を当てた、珍しい企画だ。1/10迄(火休)。
Grand Palais : 3 av.du Général Eisenhower 8e



11月は2年に一度の写真月間。パリ中の画廊で写真展が開かれる。
展覧会情報はwww.mep-fr.org/moisdelaphoto2010/fr/

●Kari Soinio (1962-)
 20年来、自分のヌードを自然の中で撮り続けているフィンランド人写真家。男女の識別をしにくいヌードが、男性性についての既成概念を揺るがす。
11/20 迄(日月休)。
Institut Finlandais : 60 rue des Écoles 5e

●Heinrich Heidersberger (1906-2006)
 絵を勉強に来たパリで写真に目覚めた、独学のドイツ人写真家。研ぎ澄まされた美的感覚で撮った、白黒の建築とデザインの写真で有名。11/21迄。
Showroom Walter Knoll :
47 rue de Charenton 12e


 

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