Sept’n — 温かなふれあいを感じるフランス料理。

 レピュブリック広場のすぐ近くに、日本人シェフがリーズナブルなフレンチの店を開店したと友人に聞き、一緒にランチにでかけた。
 昼ならメイン+前菜またはデザートで15€、3品で19€と手軽だ。前菜、メイン、デザートがそれぞれ2品ずつあるメニューから、お互いに味見をさせてもらう約束つきですべてをオーダーした。ワインは赤で、サン・ニコラ・ド・ブルグイユをグラス(5€)で注文。
 アンディーブとオレンジ、ハドック(モンツキダラ)のサラダは、彩りが美しいだけでなく、クルミやアーモンドの香ばしさ、ハドックのくん製風味があいまって美味。エシャロットのドレッシングで和えたビーツは、それだけでもおいしいのに、マグロのリエットもついてて太っ腹だ。普段自分では調理することがないビーツも、こんな風にすればサラダのレパートリーに加わるねと友人とうなずく。
 メインの子牛の細切り肉とマッシュルームのクリーム風味は、ピラフ状のごはんの上にのり、ひとくちひとくち、おいしさがじんわり口に広がる。「さすが日本人シェフ!」と手を叩きたくなるサーモンのグリルは、香ばしくカリッと焼かれた皮がポイントだ。サヤインゲンを平たくのばしたような形のモロッコインゲンとクルジェットのソテーが下にあり、その歯ごたえや鮮やかな緑も楽しんだ。
 デザートに挑む前までにお腹はすでに満足だったが、春を先取りしたようなイチゴのホイップクリーム入りのパイも、ココナツのタルトも甘さ控えめでとてもおいしく、問題なく平らげてしまった。
 店名のセッテンとは、七海シェフの名字から取った七(=sept)とフランス料理との接点、お客様との接点を大切にしたいということから名付けたそう。次回はシェフのスペシャリテのひとつである、フォアグラのポワレのお寿司を試してみたいな。(里)

6 rue Rampon  11e  01.4355.6232(日本語で予約可能)
M° République   日・月休。