日本人の歩き方は「下半身に力が入っていない」?

 欧州人の中でもラテン系であるフランス人は、意外にも小柄の人が多い。日本人同様、口呼吸している人も多いし、顔の骨格がゆがんでいたり、歯並びが悪かったり、猫背の子供や大人が多く、喘息の人も少なくない。だが、こうしたことがフランスではあまり問題になっていないのはどうしてだろう?  周りを見ても、猫背の人や姿勢の悪い人が特別多いとも感じられない。これは歩き方がいいせいなのだろうか? 
 これに対して、日本人は一般的に「骨太」は少なく、繊細で華奢な骨格であるものの、歩き方が悪い人が多いような気がする。ブランド品を身につけてきれいなはずなのに、下向きかげんで歩くスガタ・カタチで、そのブランド品たちが台無しになっている。フランス人いわく、「下半身へ神経が入っていない」のだとか。確かにすごく内股だったり、ずるずる足を引きずっていたり。歩き方が悪いというより、姿勢が悪いために歩き方がおかしくなっているようで、骨格の差だけでは片づけられない。そうはいっても、フランス製の靴や洋服を買う時に、やはりフランス人との骨格の違いを感じてしまう。靴だと、横幅がきつくて、しめつけられた感じをおぼえたり、コートやセーターだと、腕丈が妙に長くて、袖口を折り返したりという経験は、日本人なら一度はあるのでは。
 フランス人にとって骨格の中でもっとも問題になるのは何だろうか?  それは歯並び。フランス人は一般的に中学生くらいになるとほぼ全員が歯並びを矯正する。日本人からみるとそんなに悪い歯並びで はないと思われる子供でも矯正している。だが歯並びが結構大事な理由は、健康上というよりは見かけが優先されているようだ。(有)