気球からパリを見たよ

 とうとう2カ月の夏休みが始まった。親子でバカンスに出かけられるのはせいぜい2週間か3週間のこと、残りは何を?  毎度のことながら頭を悩ませる…。そこで思い出したのが、シトロエンの元敷地に1992年に開かれたアンドレ・シトロエン公園だった。
 セーヌ左岸を16区から車で走ると右手に見える大きな気球に「いつか乗ろうね」と娘と話していた。きょうは天気もいいしよい機会、と列に並ぶこと約30分。気球に乗るとみるみるうちに別の視界が開けていく。気球といっても地上から150mまでしか上がらないが、エッフェル塔からとはまた違う「別のパリ」が面白い。娘は「エッフェル塔!  モンパルナスタワー!  あれはパンテオンだね!」と少々興奮気味。
 1999年から始まったこの気球飛行、今年からは緑、オレンジ、赤と気球の色が大気の質によって変わる。大気の質がよいときには緑、まあまあならばオレンジ、汚染されているときには赤という仕組みだそうだ。どんなに天気がよくても風が強い時には気球は地上にくくりつけられたままになる。
 気球を降りて公園内を散策。最後は子供たちでにぎわう水の柱が吹き出す遊び場で、娘はパンツ一枚ではしゃぎだす。広い芝生があるから、この次は娘と友だちに水着を持たせてピクニックでもしようか…とまだまだ長い夏休みの計画をひそかに練る。(海)

Parc André Citroën 15e
夏期は21h30まで開園。気球は9hから閉園30分前まで乗れる。大人10~12€/12歳~17歳 9~10€/3歳~11歳 5~6€。パリ在住なら住所証明ができる書類を持参すれば無料。天候具合で上がるかどうか心配なら01.4426.2000かwww.ballondeparis.com


●Kung Fu Panda

 ピクサーと並び、良質の3D CGアニメを連発するドリームワークスから、新しいヒーローが誕生した。北京五輪開催を見込んでキャラ設定されたであろう主人公は、カンフー・マスターになることを夢見るパンダくん。お腹はポテポテ、ノロマな彼は、ひょんなことから、平和の谷の危機を救う「龍の戦士」に選ばれてしまう。
 欧米人によるアジア文化への変な勘違いが、この作品には見当たらないどころか、アジアの良さを再発見できる。おとぼけユーモアと素早いアクションの融合が絶妙なリズムを生み出し、最後には「自分を信じる勇気が大事」と教えてくれる。監督はマーク・オズボーン&ジョン・スティーヴンソン。対象年齢は6歳から。(瑞)

 


 

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