L’Heure d’été

『デモンラヴァー』(2002)、『Clean』(2004)、『Boading Gate』(2007)と3本続けてフランスと海外を舞台に独自の現代世界観を展開してきたオリヴィエ・アサイヤスが、ようやくフランスの、しかも「家族」という小さな世界を描き出すことに成功している。75歳を祝う母親の別荘に集まる子供と孫たち。死を身近に感じる母親は自らの死後の責任を長男に託す。そして訪れる母親の死。母の遺志を継ごうとする長男の努力虚しく、海外で生活する妹と弟は、母が長年大切にしてきた一家の歴史ともいえる財産処分を希望する…。印象的な母の言葉「私の死と共にたくさんの思い出と秘密も消滅するわ。残るのはオブジェだけ…」。大切なのは忘れないこと、とこの作品を観て思う。(海)


 

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