『黙ってピアノを弾いてくれ』フィリップ・ジェディッケ監督

 音楽に疎い筆者に一大発見をもたらしたのが、10月3日公開のドキュメンタリー『Shut up and Play the piano / 黙ってピアノを弾いてくれ』(フィリップ・ジェディッケ監督)。

 ちょっと五月蠅(うるさ)いなって感じのおじさんが、自分の経歴を当時の映像とともに語る。カナダに生まれて小さい頃からピアノを弾いていた。音楽家としてジャンルを超えたチャレンジを繰り返す。エレクトロ、パンク etc. ベルリン移住、パリ訪問、交友を拡げる。エキセントリックな彼は、狂言的にカナダ大統領に立候補したり、その行動がちょっと鼻につき “黙れ” と言いたくなる頃、転換期が訪れる。原点ピアノへの回帰だ。ジャンルを跨いだピアノ演奏、クラシックから即興まで素晴らしいパフォーマンスに魅了された。

 近々パリでコンサートがあることを知ってチケットを求めたが、とうに売り切れだった。チリー・ゴンザレスを知らなかったのは私だけ? (吉)

フランス公開は、10月3日(水)公開。日本は9月29日(土)

フランスでの来年の公演情報:
www.chillygonzales.com/tour/
www.facebook.com/events/2064286440567978/