La Fabrique des sentiments

 じきに40代にさしかかる一人の独身女性が理想の男性を求めお見合いクラブに登録する。そこで出会う男性たちと育む恋愛の喜びと幻滅、自らのキャリアを賭けるほどの大きなチャンス到来、そこへ早期発見された病が重なって行く…思い描く理想と実際の人生には大きなギャップがつきまとい、主人公はまさにその狭間で自問する。
 エルザ・ジルベルスタインはかねてから美しい女優だと思っていたけれど、今回のように「生」(生き生きしているのと生々しいの両方)を前面に出しながら演技する彼女を見るのは初めて。彼女の内面的な繊細さを生かし「ごく普通」の女性像を描くのに、監督ジャン=マルク・ムートゥーは成功している。(海)