先日、朝の子供向けアニメ番組を観ていたら、せりふがそのままフランス語で字幕として出てくる。なぜだろう? そう、これはろうあの子供たちや親たちにも番組を楽しんでもらおうという目的なのだ。 フランスで聴覚障害に苦しむ人は約400万人で、こうした字幕を必要とする人が50万人近くいる。www.medias-soustitres.comというサイトに、毎日の字幕つき番組のリストが載っているが、子供向け番組の他にも、ニュース、ドキュメンタリー、テレビドラマ、スポーツ番組、映画…と数多くの番組がフォローされている。この字幕はテレビのメニュー画面で選択できる。 今年のシラク大統領の年頭挨拶には、初めて手話がついた。国会中継にも手話がつく。France 2の午前11時のニュースも、〈耳の不自由な人向け pour les malentendants〉とうたって、以前から手話がついていた。ろうあ者を考慮したテレビ番組がどんどん増えていってほしいものだ。(真) |
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