●同性愛カップルの結婚式、間近 4月中旬、ジロンド県ベーグル市の市役所に、同性愛の男性カップルが結婚式を申し込んだ。同市のノエル・マメール市長(緑の党所属)はこの申し込みを受理し、6月5日に、フランスでは初の同性愛カップルの結婚式がとり行われることになった。これに対し、右派議員の中から「マメール市長を処罰すべき」などの声が上がっている。 ●ル・ブルジェでイスラム教徒の集会 4月10日と11日、パリ北郊外のル・ブルジェで、フランスのイスラム教徒協会の集会が開かれ、昨年の参加者を倍以上上回る3万7000人が集まった。特に、女性教徒がかぶるスカーフのスタンドは今年の流行色であふれ、大いににぎわった。 |
「この勝利のおかげで、30年、40年たった後でも、私たちのことが話題になるでしょう。去年は惜しくも優勝を逸しただけに、ますますうれしい!」 4月17日、サッカー仏リーグ杯で優勝したソショーチームのブノワ・ペドレッティ主将。 「右派は、私たち左派が35時間法を施行して、労働の価値を低下させたと主張しているが、完全な間違いだ」 社会党のエリック・ベッソン議員。 1998年6月、当時の左派政権は、労働時間を39時間から35時間に短縮する法律を制定して実施。最近、与党右派の中で、この35時間法をなしくずしにする動きが目立ってきていることに抗議しての発言。
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4月12日に、過酷な自転車ロードレース〈パリ—ルーベ〉(261km)。 ルーベ競技場でのスプリントでスウェーデン人としては初めて、マグヌス・バックシュテット選手(29)が優勝。 |
●サッカー仏リーグ杯決勝 1部リーグと2部リーグのチームが参加してトーナメント形式で競われてきたサッカー仏リーグ杯の決勝が、4月17日、スタッド・ド・フランスで行われた。一部リーグのソショーとナントが対戦したが、1-1のままペナルティー合戦に持ち込まれ、ソショーが優勝。1938年の選手権優勝以来66年ぶりの栄誉に輝いた。 ●失業率10%の大台に近づく 4月19日、国立統計経済研究所は、2003年度末の失業者数は270万7000人で、就労人口に対する失業率は9.7%ではなく9.9%と訂正。公共部門で新規採用を抑えたことが影響して、雇用量もこの10年間で初めて減少した(−6万7000件)。 ●波乱のモリエール賞授賞式 4月19日、パリのシャンゼリゼ劇場でモリエール賞授賞式が開催される予定だったが、臨時雇用の照明・音響担当者などが、改正されたばかりの失業制度に抗議して開催を妨害。授賞式に参加していた演劇関係者たちも二つに分裂して大混乱となった。ド・ヴァーブル文化相も、これからの各フェスティバルの行方を思いやってか苦い顔。 ●サルコジ経済相の緊縮政策 2004年度も財政赤字が540億ユーロ以上に達するものとみられているが、サルコジ新経済・財政・産業相は、4月8日に税務局の5000人にのぼる人員削減計画を発表したのに続き、20日には、各省に、合わせて70億ユーロの節約を行うことになるという通達。特にやり玉に上がったのは、シラク大統領が最終的な権限を持っている国防省で、10億ユーロの節約が求められている。 ●タラモニ議員取り調べられる 4月15日から4日間、コルス(コルシカ)独立運動のリーダー、ジャン=ギ・タラモニ地方圏議員が、パリ警視庁財務部で取り調べを受けた。1990年代初めに旅行業者ヌーヴェル・フロンティエール社のコルス支店を破壊した後、同社に独立運動系の雑誌に400万フラン相当の広告を掲載するように恐喝した、などの容疑がかかっているが、タラモニ議員は全面的に否定。17日には、オート・コルス県のバスティア市で同議員を支援する集会が開かれ、若者たちが夜遅くまで警察と衝突を繰り返し、8人(未成年者6人)が検挙された。 |
12% 国立統計経済研究所の調べで、18歳から65歳のフランス人男女の12%が、フランス語を読むことが困難であることがわかった。(男は14%、女は10%)。 0.9% これから製造される加工食品は、その材料中に遺伝子組み替え作物が0.9%以上入っている場合、それを明記しなければならなくなった。ただし肉や卵、チーズなどはその必要がない。 80本 25 900人 2002-03年度の医学部の1年生数(64%が女子学生)。学年末の試験が難しいために、2年生になれるのはその17%でわずか4500人。 |