「すぐに返すっていうから、A君に100ユーロ貸したけど、もう2カ月なしのつぶて」とこぼしたら、友人に、馬鹿につける薬はないなあ、という感じで “Tu es toujours naïf!” と言われてしまった。 フランス語でも”naif”には、もともと「素直な」とか「無邪気な」という意味があるけれど、現在では、 “Je ne suis pas aussi naïve pour avaler ca” (そんなことをうのみにするほどおめでたくないわ)” のごとく、 “crédule”、”dupe”、”poire”と同義で、「人を信じやすい」「お人好しの」「世間知らずの」といった否定的な意味合いで使われることがほとんど。 “Tu es naïf!” と言われて「そうか、ボクはナイーブなんだ」とニッコリする人は、本当に “naïf(おめでたい)” 人。(真) |