フランス人が日常的に使っているお金にまつわるさまざまな俗語が、ユーロになってからも生き残れるのだろうか。 ”Combien ça coûte ce cd ?(このCDはいくら)”、”cent balles(100フラン)” などとひんぱんに使われている “balle”。フランとまったく同義で、旧フランから新フラン切り替えの時には生き残った。 旧フラン時代には100万フランを意味した “brique”も1万フランに価値が下がったが、”B m’a coûté 10 briques, cette bagnole !(この車10万フランもしたんだ)” のごとく今でも使われている。こうした俗語がそのままユーロにスライドするかどうか。そうなると、 “cent balles(100ユーロ)” でCDが5、6枚買え、どうも実感がともなわないというわけで、新しい俗語が誕生する可能性も強そう。(真) |