OVNI 477 : 2001/4/15

●ショーヴェの洞窟画
1994年12月、アルデッシュ県にあるショーヴェの洞窟で、ラスコーの洞窟遺跡の10倍の広さがあり、年代的にも紀元前3万年とはるかに古い遺跡が発見された。その洞窟画は保存状態もきわめて良好で、これまでになかったヒョウやフクロウの姿も見られる。この遺跡保存のために、11ヘクタールの土地を3万F (!) で買い上げようとした国と、土地所有者3人の間で裁判が続いていたが、3月26日、トゥールーズの控訴院は所有者の要求を全面的に認めて、土地の価値を8750万Fと評定し、国に支払いを命じた。
●ディルスさんは無実?
1986年9月に8歳の男児2人を殺害した罪で終身刑の判決を受け、現在服役中のパトリック・ディルスさん (30) は無実を主張し続けてきたが、4月3日、破棄院は有罪判決を無効とし重罪院で再審すべき、という歴史的な決定を下した。連続殺人罪で2度も終身刑判決を受けているフランシス・オルムが、事件の当日犯行現場近くにいたことや、その殺害の手口が彼の他の犯行と近似していることが、再審に必要な「新事実」とみなされたため。
4 月7 日付けの「フィガロ・マガジン」誌によれば、オルムは同じ監房の一人に「男児2人の殺害を認めたら、姉が会いに来てくれなくなる」ともらしている。
●フランス国鉄、ストで大混乱
3月29日、SNCF (フランス国鉄) の各組合は、人員増加、賃上げ、”Cap Clients”*プラン撤廃を要求して統一スト、TGV などをはじめとし大混乱となった。さらに同日の労使交渉も決裂、4月5日の再交渉までストは続行されることになり、パリ郊外線のRER-E線などは数日間完全運休。5日の交渉では、雇用者側が年1.2%の賃上げ、”Cap Clients” 中断などを提案し、CFDT、CGTの両組合はこの提案を前向きと評価してスト中止を決定。ところが運転士の30%以上が加盟している組合FGAACはスト続行指令。ちょうど復活祭休暇の初日に当たったため、SNCFガロワ社長は「できるだけ旅行を延期してください」と嘆願。SNCFの被害額は約4億F。

*Cap Clients:利用者の要望に細かく応じることができるように、営業内容あるいは地方別にSNCFをタテ割りにして、各部門がそれぞれ独立運営を目指すというプラン。組合は民営化につながるものとして反対。


地方行政に女性政治家が増加(2001年)

4人 大都市 (人口10万人以上) 市長
55人 中小都市 (人口1万人以上) 市長
38 000人 女性市議会議員 (人口3500人以上の市)
47.5% 男性議員との割合(’95:21.7%)
18人 パリ市の助役33人中
10人 ストラスブール市助役17人中
* Liberation (3/30 – 4/1) 

●6国対抗ラグビー、フランスふるわず
口蹄疫騒ぎでアイルランドチームの残り
3試合が秋まで延期された6国対抗ラグビーだが、4月7日、優勝候補の英国チームを相手に最終戦に挑んだフランスは、動きの早い英国の攻撃を防ぎきれず、6トライを許し19-48という大敗を喫した。今シーズンは、アイルランドやウェールズにも破れ、2勝3敗という不本意な成績。
●ソンム川氾濫
ソンム県は当地の気象台開設以来の降雨量で、3月末にソンム川が氾濫。アブヴィル市など60市町村で1300戸あまりの家屋が浸水、700人以上が体育館などに避難した。地下水位が上がったり、多数の湖沼が氾濫したり、高潮の影響もあったりで、水位は上がり続けている。パリの洪水を避けるために、北運河Canal du Nordを通じてセーヌ川の水をソンム川に流し入れたため、という噂も広がった。
●タピ氏OMに復帰
4 月9日、サッカー1部リーグで低迷するマルセイユOMチームの救世主として、ベルナール・タピ氏が復帰。無料奉仕でチーム建て直しの采配を振るうかわりに、株15%を譲り受けることになった。OM黄金時代を築いたタピ氏だが、同チームに2億5000万Fの借金を抱えこませたまま94年に辞任し、それが2部リーグ転落の原因となった。また八百長試合をやっていたことも判明して、95年には有罪判決を受け服役している。