(南)が推薦する3月のシャンソン。

★★★★ Marie-Paule Belle       
 数少なくなった左岸歌手マリ=ポール・ベルが、3年前に他界した先輩歌手バルバラの珠玉の作品を歌う。二人ともセーヌ左岸のキャバレー “レクリューズ”
でデビューしただけあって、ピアノの弾き語りなど共通するものが多く、前回の公演でもバルバラの「ナントに雨が降る」を歌って評判だった。
 長いテキストと転調の繰り返し、難度の高い個性豊かなバルバラの歌に挑戦する実験的とも思える今回の公演、バルバラのファンだったら絶対に見逃せません。
3月6日~4月7日 火~土/20h30
日曜/15h30 150F
*Theatre de Dix-heures:

36 bd de Clichy 18e 01.4606.1017
★★★Tetes Raides

 子供向け絵本と歌の両分野で活躍するネオ・シュルレアリストのボーカル・グループ、テット・レッドのステージがけっこう楽しめそう。ファンファーレが鳴り響き、ジンタのリズムとともにバンドネオンが踊り出す。最新盤CD “Gratte-poile” が評判だ。

*La Cigale: 9~11日/19h30 143F

*Bataclan: 13~16日/20h30 143F

★★★Les Elles

 欲望をそそる女たち? それとも夢見がちなおばさんたち? ちょっと間違えれば不潔っぽい感じもしないではない3人組レ・ゼルの新スペクタクル “Pamela Peacemaker” では、白衣の天使に扮した無邪気に微笑む彼女たちが特大注射器で皆さんのご来場をお待ちしています。カマトトぶったパスカリーヌの、酸味のある甘ったるいボーカルは健在なり。

13~24日 火~土/20h30 130F/105F
*Europeen: 5 rue Biot 17e 01.4387.9713


マリ=ポール・ベル


●舞踏と即興音楽
 舞踏家と即興音楽家の共通点は、〈時間・空間〉に心と体を投げ出しながらも自己存在を主張し続ける平衡感覚の鋭さ。体と音の動きがぴしっと合ったときの興奮、とことんずれていくときの快楽に近い不安…。
 7日は、岩名雅記の舞踏とバスク地方出身の歌手ベナト・アシャリ、ソプラノサックスのミシェル・ドネダ、打楽器のニン・ルカンの即興(1)。9日は財津暁平の舞踏とシンセのジャン=マルク・フサ、ギターのジャン=フランソワ・ポヴロス、ドラムスの佐藤真の即興(2)。

1/Fondation Boris Vian:6bis Cite Veron 18e 01.4267.0272 20h30 80F/学割60F
2/La Fenetre:77 rue de Charonne 11e

01.4009.7040 21h 60F


●ハイドンの弦楽四重奏曲
 ハイドンが作曲し続けた数々の弦楽四重奏曲には、彼の音楽の智恵が十二分に発揮され、現代音楽に直結する革新性がある。28日はジプシー音楽の影響がうかがわれるいくつかの楽章の後に、作品64の第4番。30日は、作品76の『日の出』と作品33の『鳥』。ハイドンと同時代の楽器を使ったモザイク弦楽四重奏団の演奏。
いずれも12h45開演。55F
*Theatre du Chatelet : 2 rue Edouard

Colonne 1er 01.4028.2840

●岡崎順子によるラヴェル、フォーレ…
 ヴラード・ペルルミュテールに師事した岡崎順子によるピアノリサイタル。曲目はフォーレの『主題と変奏』、ラヴェルの『優雅にして感傷的なワルツ』、ショパンの『ソナタ第3番』。9日/20h30 100F~200F*Salle Gaveau : 45 rue La Boetie 8e

01.4953.0507

●ジュジャンナとエリックの歌

 ハンガリー出身の女性歌手ジュジャンナ・ヴァルコンニが、アコーデオンを弾きながら哀愁をこめて歌う、母親やジプシーから教わったというメロディーの数々…。またイディッシュ語によるユダヤの歌も東欧ならではの切なさを持っている。前半は、エリック・エネルがギターを弾きながら自作自演。パリの今を生きている男ならではの知的なセンス溢れるフレンチ・ポップスの世界。24日/20h30 50F/40F (会員割引)

*Espace Japon : 9 rue de la Fontaine

au Roi 11e 01.4700.7747

●Banlieues bleues

 今年も3月2日から4月5日まで、ジャズの新しい流れを聴くことができるフェスティバル『バンリュー・ブルー』。

 オヴニーのベストチョイスは、12日、ドイツの強力テナーサックス奏者ピーター・ブロッツマンが率いるシカゴ・テンテット。サン・ラ、AACMと前衛派が活躍してきたシカゴが力を盛り返している。最近注目を浴びているサックスのケン・ヴァンダーマーク、トロンボーンのジェブ・ビショップ、ベースのケント・ケスラー、ドラムスのハミッド・ドレイク…。NYのジョー・マックフィーやウィリアム・パーカーもゲスト出演するというのだから、どんな音楽が飛び出すのか、想像もできません。前半は、すっかり円熟したサックスのフランク・ローとベースのベルナール・サンタクルーズがデュオ。20h30 95F

*Salle J. Brel : 42 av. Edouard Vaillant

Pantin M。Quatre-Chemins

01.4922.1010


 

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