Ramona– パエラならこの店が一番だ。


 ベルヴィル街にあるラモナの店は、間口が狭く、外から見ると小さな食料品店という感じだけれど、2階は広く、スペイン情緒いっぱいの絵で飾られたレストランになっている。
 この店に来る人は、ほとんどがラモナおばさんが作るパエラ目当て (一人前100Fで、4人以上になると90Fになる)。僕らは”piquante”と念を押して少々辛いパエラを頼んだ。Monastrellというコクがあってまろやかな、いかにもスペインらしい赤ワイン (70F) を飲みながら、15分ほど待っていると、テーブルにアルミホイルで覆われたパエラが登場。
 アルミホイルをとると、思わず歓声をあげたくなるような豪華さ。ラングスティーヌ、赤ピーマン、大きなエビ、ムール貝、トリ肉…パエラにはいろいろ種類があるらしいが、これは「バレンシア風のミックスパエラ」だとか。とり分けていると、イカ、アマンド貝、コック貝も顔を出した。魚介類それぞれのうま味を楽しみ、サフランの香りが染みついたご飯を味わっていると、家族や友人たちが集まった時に半日かけてつくるご馳走だ、ということが実感できる。
 おなかいっぱいになった僕らは、この後、カラヒーロという、コニャック入りのコーヒーを飲んでおしまい。引きはじめの風邪が吹き飛んでしまった。
 パエラ以外という人には、スペイン風ムール貝、オムレツ、生ハム、イカのフライといった前菜 (25F~50F)や 、ニンニク風味のエビ、臓物の煮込み料理など (50F~70F) が揃っている。(真)

僕らのパエラを準備中のラモナさん

*17 rue Ramponeau 20e 01.4636.8355
M。 Belleville 月休 「パエラ4人前」などと予約を入れましょう。