ヴァヴァンの交差点からラスパイユ駅に向かってラスパイユ大通りを歩き、左にちょっと入った所にアルザスの名物料理を出す小さなレストランがある。サンパなエジプト人のご主人が迎えてくれたが、厨房で腕を振るっているのは本場アルザス出身の奥さん。
アントレは、鴨のフォアグラ (86F) やアルザス風エスカルゴ (38F) も美味しそうだったが、私たちは迷った挙句、フラムクエシュのトラディショネル (39F) を二人で一つとった。メインには薫製豚の肩肉palette fumée (74F) とアルザス風ソーセージ盛り合わせ (72F)、ワインはピノ・ノワールの1/2ピシェ (66F) 。
アペリチフとしてサービスされたアルザスの白ワイン、グヴェルツトラミネールに満足しているところに名物フラムクエシュ登場。超薄のパン生地の上に、これまた薄くスライスしたベーコンと玉ねぎをのせたシンプルなピッツァのようなもの。食べてみると、ベーコンは脂っぽすぎずサッパリとしていて、玉ねぎはシャキシャキした歯ごたえを残しつつ辛みもなく二重マル。
ソーセージは三種盛り合わせてあり、付け合わせとして選んだ塩漬キャベツの酸っぱすぎない優しい味にも大満足。マスタードの代わりに供される西洋わさびraifortがピリッと味を引き締めてくれる。
デザートにtarte alsacienneをとって締めくくり、これで一人150F 前後です。 アントレ+メイン+チーズかデザートで120Fのコースもある。軽く済ませたい時は、フラムクエシュとサラダだけなんていう頼み方もできる。(令)
Au Bretzel
Adresse : 1 rue Leopold Robert, 75014 Paris , FranceTEL : 01.4047.8237
月昼・日休 予約した方がいいでしょう。