昨年10月以来、国民議会で与野党議員こもごもに修正に修正を重ね、10月13日の最終読会で採択されるまでに丸一年かかった連帯市民契約PACS(Pacte civil de solidarite)法。カトリック社会の核をなしてきた「結婚」と同等の権利義務を同性愛者カップルにも認めるPACSに対し、現代の風潮を認めようとしない一部のカトリック系家族主義者たちは激しく反発する。反対派議員たちは、PACSにより税制面で既婚者より婚姻外カップルの方が有利になる点を突き、憲法が保障する平等の侵害とし、PACSの適法性の審査を憲法評議会に要求。1カ月後にその回答が出されるが、問題がなければ大統領が年内にPACSを発布することになる。 内縁カップル数
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