ソーは、1935年セネガルのダカールで生まれ、22歳の時にパリに移住した。整体マッサージ師の仕事を20年以上続け、彫刻を始めたのはダカールに戻って50歳を過ぎてからだ。針金で大体の形を作ってから、ジュート布などを張り、その上に粘土、セメント、アクリル絵の具などをミックスした独特の素材を塗り付け、形を作っていく。骨と筋肉を知り尽くしているのでモデルは不要だという。「アフリカではアーティストという言葉には意味がない」と語る、彼ならではの素朴な心が塑像に溢れている。 発砲する騎兵隊や、騎兵隊の頭の皮を剥いでいるインディアン、横倒しになった馬などに子供たちは大喜びだった。(真) |
Georges Pompidou et la modernite
旧価値観が揺らいで新たな道を探っていた60~70年代に首相・大統領を務めたジョルジュ・ポンピドゥーが、在職中の74年に急逝して25年。この展覧会は、現代芸術の複合施設であるポンピドゥー・センターの発案者でもある彼へのオマージュである。 |
仮装舞踏会などの場で、宗教画や歴史・文学作品の一場面を再現して楽しむ「活人画」。イギリス、ヴィクトリア朝時代の特権階級の人々は好んでやったという。再現した場面を写真で記録するようになったことで、活人画遊びがさらに流行、それをさらに写真に撮り…という相乗効果で、この頃にはシェイクスピア、スコット、テニソンらの文学を源泉に、多くの「活人画写真」が撮られた。1843年から1884年にかけて制作された80点が展示されている。 1850年代のイギリス写真界は、初めての公式写真展、写真誌の刊行などで盛り上がっていた。技術も進歩し、アマチュア写真家も増えた。数学教師だったルイス・キャロルや、48歳のとき娘夫婦から機材一式を贈られて写真を始めたキャメロンらがそうだ。5枚のネガを組み合わせて「臨終」を作画したロビンソンは、絵画的芸術写真に生涯力を注いだ人物。レイランダーはラファエロの絵をモデルにし、父親を中央に悪の途を行く息子と、善を選ぶ息子を寓話的に表わした「人生のふたつの途」を30枚のネガを使って制作。タブーだった裸体の挿入も当時話題となった。いずれも写真史のなかで貴重な作品ばかり。間近で、生で見られる嬉しい機会だ。 (美) photographique victorienne” *オルセー美術館 : 01.4049.4814 月休 |
1790~1920年の作品100点。4/15迄 Galerie de La Scala : 68 rue de la Boetie 8e ● Andy WARHOL<自由の女神> 迷彩色で画面を覆った”自由の女神”シリーズ。亡くなる1年前の作品。4/17迄 Galerie T.Ropac : 7 rue Debelleyme 3e ● ERRO (1932 -) <コラージュ> アイスランド出身作家。1959~89年作品。4/17迄 Galerie Strouk : 25 r.Gu始使aud 6e ●パリのラテン・アメリカ作家30人展 南米出身作家の合同展。4/18迄 (月休) Espace Electra : 6 r. Recanier 7e (12h-19h) ●版画展 アピアン、ドガ、ゴーギャン、アルトマン、ビュッフェ、ダド、エステーヴ、木原康行など50人余りの作品。4/7~23迄 (11h30-18h /土11h-13h、日休) 6区区役所 : Place St- Sulpice 6e ●第53回サロン・ド・メ “Salon de Mai” 画家150人、彫刻家50人、版画家30人が参加。4/9~18迄 Espace Eiffel Branly : 29-55 Quai Branly 7e (11h – 20h) ● ARMAN : 近作彫刻 “Nec Mergitur” セメントの壁面を黒潮にたとえ、ピアノやオブジェを”浸水”、”浮上”させる。 4/27迄 Galerie Piltzer : 16 av. Matignon 8e ● Jacques VILLEGLE (1926 – ) ポスターを何層にも貼り付け引き裂き、断片に残る言葉や文字が伝える消費社会のイメージ。1949~96年の作品。4/30迄 Galerie Vallois : 38 rue de Seine 6e ● Joan MIRO (1893 – 1983) 1934~70年の30点。4/30迄 Galerie Darga & Lansberg : 36 r. de Seine 6e ●Jacques VILLON (1875 – 1963) M.DuchampとDuchamp-Villonの兄。立体派セクション・ドール創立(1911)に参加。1900~50年のデッサン、水彩50点。4/30迄 Galerie L.Carre : 10 av de Messine 8e ● Paul GUIRAMAND (1926 – ) 大型作品他、近作約30点。4/10~5/6 迄 Galerie Tamenaga : 18 av. Matignon 8e ● Alberto MAGNELLI (1888-1971) 1930~60年のコラージュ作品。5/4迄 Galerie D.Rene :169 bd St-Germain 7e ● KRIKI (1965 – ) 音楽家でもある造形作家。90~93年ロック時代の作品。5/7迄 (14h-18h30) Galerie du Centre : 5 rue Pierre-au-Lard 4e ● Francine VAN HOVE (1942 – ) 裸婦の写実的作品。5/8迄 Galerie Alain Blondel : 4 rue Aubry-le-Boucher 4e ●メキシコ現代絵画展 タマヨ、リヴェラ他、現代作家の作品約70点。5/8迄 Fondation Mona Bismarck : 34 av de New-York 16e (日月休) ●リトグラフィ:200年の歴史 19世紀初頭から今日までの石版印刷物。ドーミエ、ドラクロワ、ルオー、ルドン、ムンク、ピカソの作品も展示。5/9迄 パリ市歴史図書館 : 22 r. Malher 4e (月休) ● Bruno ROMEDA (1933 – ) イタリア人彫刻家。 幾何学的ブロンズ彫刻。 5/29迄Galerie Dutko :13 rue Bonaparte 6e 家具展 : 11 Atelier Bonaparte 6e |