OVNI 429 : 1999/1/15

●フランスには責任なし
12月15日、ポール・キレス元国防大臣は、94年ルワンダでのツチ族80万人大量虐殺に関する国会諮問委員会の結論を報告した。それによれば、「暴力の連鎖反応が引き起こされる危険性が揃っていた。他の国同様、フランスもそれを熟知していたが、そこから適切な判断を引き出すことができなかった」と外交上のエラーを認めながらも、フツ族からなる政府軍の軍事指導に当たっていたフランスに虐殺の直接的な責任はないとしている。
●コルシカ島正常化は相続税から
コルシカ島住民は、1801年以来、遺産相続を申告しなくても罰せられないことになっていた。たとえば1997年を例にとると、島内で2800人の死亡届けがあったにもかかわらず、相続申告数はわずか350件。12月16日、国民議会は、2000年1月より、相続を申告しなかったコルシカ島住民も本土のフランス人並に罰せられるという改革案を可決した。
●ジョスパン首相先手
マルセイユを中心に失業者のデモが盛り上がってきていた12月15日、ジョスパン首相は先手を打って、「例外的な努力」とRMI(社会復帰のための最低収入)などを98年1月までさかのぼって3%引き上げることを発表。
●エッフェル塔はやっぱり世界一
ストで昨秋5日間閉鎖されたエッフェル塔だが、今年も今まで最高の見学者数600万人を記録し、2位のエンパイアステート・ビルをはるかに引き離して、世界で一番人気ある観光名所の座を守った。
●大みそかの馬鹿騒ぎ
今年もシャンゼリゼ大通りは新年を祝おうとする50万人の人出で溢れたが、零時過ぎになると、シャンペンの瓶が大通りの中央に向かって数多く放り投げられ、60人以上の負傷者を出した。このシャンペンの瓶投げは、この3年以来恒例になっているとか。
大みそかから元旦にかけて、フランス全国で52人が交通事故で死亡。昨年のほぼ倍になった死亡事故の主な原因は、酔っぱらい運転とスピードの出し過ぎ。犠牲者のほとんどは25歳未満の若者だった。
●ユーロ誕生
12月30日、ユーロランド(ユーロを通貨とする国。現在11カ国)の株式市場では、フランやマルクなど各国通貨による最後の取引が行われた。31日にはユーロの交換レートが定められ、本格的にユーロ時代に突入。4日にはユーロによる初の株式取引が行われたが、欧州通貨へ寄せる信頼を反映してか、各国とも株価指数が5%高となった。商店などでもフランとユーロで価格を表示するところが増えてきたが、ユーロ紙幣・硬貨の流通は、2002年1月1日から。
●シュヴェヌマンさん奇跡の復活
9月2日麻酔に使われた薬物のアレルギーで心臓が1時間以上停止し、意識不明状態におちいったが、その後”奇跡的”といってもいい回復をみせていたジャン=ピエール・シュヴェヌマンさんが、1月4日、内務大臣に復帰。さっそくエリゼ宮でシラク大統領に年賀の挨拶。
●”I remember Michel”
南仏のオランジュで生まれ、身体的な障害に屈せず18歳で初アルバム、素晴らしいリズム感と美しいメロディーラインで世界のジャズファンを魅了した名ピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニ さんが、1月6日、急性肺炎で亡くなった。36歳。
●ローヌ・アルプ地方圏会議長選挙
2日間にわたって繰り広げられたローヌ・アルプ地方圏会議長選挙は保守陣営が分裂して大混乱。1月9日午前3時すぎ、3回目の決戦投票で、社会党の支持を得たUDF(フランス民主主義連合)のアンヌ=マリー・コンパリーニ氏が、RPR(共和国集合)、前議長シャルル・ミヨン派、FNルペン派が揃って推薦するピエール・ガスコン氏を破り議長の座についた。しかし選挙後、RPRがコンパリーニ氏への協力は拒否すると声明し、前途多難。

参加11カ国通貨とユーロの交換レート
6.55957フランス・フラン
1.95583ドイツ・マルク
40.3399ベルギー・フラン
40.3399ルクセンブルグ・フラン
0.78756アイルランド・ポンド
1936.27リラ (イタリア)
166.386ペセタ (スペイン)
2.20371ギルダー (オランダ)
13.7603シリング (オーストリア)
200.482エスクード (ポルトガル)
5.94573マルカ (フィンランド)
*東京市場(1/4日)1ユーロ=1.1853ドル/134.95円

 

パスワードをお忘れの場合、OVNINAVI.COMに登録したE-mailアドレスにパスワードをお送りします。登録E-mailアドレスを入力してください。


戻る