3月21日(木)〜5月17日(金)
世界で賞賛される植田正治(1913-2000)の70年近い写真家人生のさまざまな時代の作品を、気鋭の写真ギャラリーが独特の視点で展示。21日18h〜21hのオープニングには、植田氏の孫で植田正治事務所の増谷寛氏も来場する。
植田正治は鳥取県西伯郡境町(現在の境港市)に生まれ、中学時代から写真に熱中するようになった。東京で写真を学んだ後に帰郷し、19歳で写真館を開業。山陰の空、地平線、砂丘などを背景に人物などを配置した、どこかシュールレアリズムの絵画に似た写真は世界で高く評価され「Ueda-cho 植田調」という言葉が造られたという。
なかでもフランス写真界は70年代から植田を高く評価してきた。1996年には、フランスの芸術文化勲章シュヴァリエを受章している。2008年にはパリの欧州写真美術館(MEP)が大回顧展を開催した。