デモはフランスの国技だ。ダジャレを使ったプラカードほか表現が巧みで、社会運動の歴史と文化を感じさせる。年金改革抗議にあたっては、ATTACの女性グループがグロリア・ゲイナーの歌 “I will survive” の歌詞を替えて歌って踊りデモを盛り上げた。
世代間の連帯感も今回の年金改革への抗議では強い。改革に関係のない老人も杖をつきながら、障害者でも車椅子で「孫や子どものため」とデモに参加。高校生組合F!DLは3月7日時点で250校で封鎖が行われていると発表。「親が仕事でグッタリするのを見たくない」とデモや、ゴミ焼却所のストに加勢する。職業間の連帯も鮮やかだ。製油所の次は鉄道、そしてゴミ収集、美術館監視員とリレーでスト。ストの日数分給与が減る人たちのための募金も今回は盛んで、数百万€が集まった。
“ Nous voulons vivre! ”
♬ 64歳なんてお断り!
労働者はその時はもう墓場
リタイアはもっと早く。
健康で生きることも、
政府は保証してくれない。
金持ちはいいけれど…
経済的弱者は死んでしまう。
私たちは生きたい
ただ生きのびるのではなく
誇りをもって生きたい
孫の世話をしながら
まともに生きたい。
定年は60歳 !
短くよりよく仕事すればいい
私たちも生きたい。
生きたい。
社会の公正を♬♩
誇りをもって生きたい
孫の世話をしながら
まともに生きたい。
定年は60歳 !
短くよりよく仕事すればいい
私たちも生きたい。
生きたい。
社会の公正を ♬♩