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パリ大審裁判所は、神父の性暴行を取り上げたフランソワ・オゾン監督の『Grâce à Dieu』の上映延期の訴えを退けた。映画は20日に封切られた。
推定無罪の原則を理由に訴えていたのは映画で実名で扱われたベルナール・プレナ神父。裁判長は神父の裁判日は未定なため、長期の上映延長は製作者が甚大な経済的損害を被ることと表現の自由を理由に却下。
さらに、神父の実名削除と推定無罪の言葉の挿入の訴えも退けた。神父は控訴する意向。映画は性暴行を受けた被害者が団体を作って告訴する経緯をたどっている。