4月25日 (木) 20h。
ラジオ・フランスのオーディトリウムに行ってみよう。ベルリン・フィルなど欧州一流のオーケストラを指揮してきたエマニュエル・クリヴィンが今、首席指揮者を務めるフランス国立管弦楽団を率いる。プロコフィエフの交響曲第1番『古典交響曲』は、第一次世界大戦の最中に書かれたとは思えないほど、明るく、軽く、踊りたくなような躍動感。プロコフィエフと同世代のフランク・マルタンはジュネーブ生まれの作曲家。1949年に作曲した『7つの管楽器とティンパニ、弦楽器のための協奏曲』は現代的な調性はあるが、フルート、ファゴット、トランペットとティンパニーの掛け合いが楽しく軽快な曲。
最後は、白血病と貧困に苦しんでいたバルトーク最晩年の『管弦楽のための協奏曲』。絶望の深淵をうかがうような『序章』や『悲歌』の大きさ、ほかの楽章でのそれを乗り越えようとする意志の力! 心をとりこにするような旋律にもあふれ、20世紀音楽の頂点に立つ大傑作。 (真)
10€~65€ (予約早めに)。
Auditorium de Radio France
Adresse : 116 av.du Président Kennedy, 75016 Parisアクセス : RER-C : Av.du Président Kennedy - Maison de Radio France
URL : www.maisondelaradio.fr/billetterie