コミュニケーションには料理が必須 山本昌晃さん

山本昌晃さん(46歳)

 「自分は対人恐怖症というか、話すのが苦手」と山本さん。だからこそ、料理との幸せな出会いがあり、料理を自ら作るようになってから自分を外に向けることができたのだという。

 大阪出身、料理人を目指して学校へ行ったわけではなく、食べることが好きで飲食店でバイトをし、作ることに憧れ、高校卒業後にフランス料理の店で働き始める。そのあと九州でイタリアンの厨房に入り、フランスを目指そうと目的が定まった時に地元大阪へ戻った。フレンチ、イタリアンとプロとして仕事をしてきた山本さんに、二つの料理の違いを聞いてみた。「フレンチはやっぱり技術あっての料理ですけれど、イタリアンは素材が大切」 

 大阪時代から「飛び込み」で自分を試すという山本さんの姿勢は変わらない。だから日本で積んだ経験だけを持って、10年前にフランスへやって来た。いくつかの店の後に働いた店のオーナーの、素材ありきのシンプルな料理と出会った山本さんは、一つの転機を迎えると同時に自分が目指す「理想の料理」に対するビジョンを得る。現在シェフとして働く店は、一応「イタリアン」と認識されてはいるけれど、山本さんにとってそのような括りは関係なく、どのように自分の理想の料理に近づくかが日々の課題だという。時期も場所もまだ決めていないとはいえ、自分の店を開きたい。ジャズギター、陶芸、室内装飾など、山本さんの趣味をぎゅーっと凝縮した素敵なお店になるのだろうな、なればいいな、と私は思うのだった。(海)

 

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Faggio Osteria

Adresse : 75 rue de Rochechouart, 75009 Paris
TEL : 01.4036.0622
アクセス : M° Anvers, Barbès - Rochechouart
12h-14h30 / 19h-22h30 火水休み