小イカの塩ゆで

 最近、朝市に鮮度のいい小イカcalamarが並んでいる。値段もキロ10ユーロ前後と手頃なのがうれしい。4人分で600グラムも買うと、かなりの数になって下準備が大変だから、漁師さんが船の上でも作ってしまいそうな簡単料理を紹介。

別に薄い皮をとる必要はない。胴の中から静かに軟骨だけをとり出す。ワタも墨袋もそのまんま残しおく。これで下準備終了! 大きめの鍋にたっぷり水をとって強火にかけ、ふだんの塩ゆでよりやや多めに塩を入れ、沸騰してきたらイカを丸ごと加える。再沸騰してきたら中火にし、ワタが固まるまで1分ほど火を通す。600グラムなら、この作業、2回に分けてやる方がいい。写真のように食べやすいように切り分けるのだが、眼とトンビという小さなくちばしを切りのぞくと親切。ポン酢に、トウガラシやショウガを加えたものを添える。

ぼくは、まだワタが柔らかいくらいでイカを引き上げ、小さく切り分け、ライム (レモン)、酒、しょう油、ショウガ、トウガラシ少々を振りかけ、イカをワタごと混ぜ合わせる。ちょっと塩辛のような味わいになって、うまいものだ。(真)