
Tarte aux figues
イチジクは7月くらいから出回っている。9月、10月のイチジクは少し小ぶりになるけれど、その分甘さが濃い。今年の夏は雨に恵まれなかったせいで収穫量が減り、なかなか値段が下がらないのが残念だ。とはいっても一度は、イチジク独特の風味をタルトにして味わってみたいものだ。 Pâte briséeという生地をつかうのだが、手間が少々かかっても自家製にしたい。バターを小皿にとり、細かく切り分け、室温にしばらくおいておく。大きなボウルに小麦粉をとり、砂糖と塩を混ぜ入れ、柔らかくなったバターを散らす。指先をつかって、そぼろ状になるまで混ぜ合わせたら、水を大さじ5杯ほど加える。手からはなれるようになるまでこねていき、ボール状にまとめ、ラップでくるんで冷蔵庫で1時間寝かせる。
イチジクをさっと洗ってパソワールにとり、キッチンペーパーの上にあけ、水気をしっかりと切る。大きさ次第で半分か1/4に切り分ける。フライパンにバターを大さじ2杯ほどとって中火にかけ、イチジクを入れる。砂糖を大さじ1杯ほど振りかけ、フライパンをまわすようにしながら数分いため、皿にとり出す。
アーモンドクリームを用意する。ボウルに卵の黄身と砂糖を入れ、泡立て器で勢いよく、全体が白っぽくなるまで混ぜる。アーモンドパウダーを加え、さらに生クリームも混ぜ入れる。
このへんでオーブンの目盛りを200度に合わせて点火しておく。
直径28センチのタルトの型にバターをしっかりとぬる。パイ生地をめん棒をつかって3、4ミリの厚さにのばし、型におさめる。生地の底をフォークでまんべんなく突っつく。そこへアーモンドクリームを流し入れ、イチジクを全体に広がるよう並べ、熱くなっているオーブンへ。
35分ほどたつと、生地とアーモンドクリームの表面にきれいな焼き色がついているだろう。オーブンから出し、冷ましてから味わう。ひと口ほおばると、イチジクならではのうまさが凝縮しているようで、拍手かっさいだ!(真)
イチジク700g、バター大さじ2杯、砂糖大さじ1杯。
タルト生地:小麦粉250g、バター125g、砂糖大さじ1杯、塩ひとつまみ、水大さじ5杯。
アーモンドクリーム:卵の黄身3個、砂糖80g、アーモンドパウダー80g、液状生クリーム250cc。
Compote de figues

完熟したイチジクは、そのままを皮ごと味わいたい。ヨーグルトやフロマージュ・ブランと味わいたいのなら、ジャムよりは砂糖煮が一番だろう。たとえば800グラムのイチジクを洗って水気を切る。いくつかに切り分け、鍋にとる。砂糖を大さじ4、5杯、あったらバニラビーンズ1本分の種も入れる。水大さじ2杯を加え、中火にかける。水気をとばすようにときどき混ぜ合わせながら、10分ほど火をとおせばでき上がりだ。冷めたら、瓶につめ冷蔵庫で保存。ジャムと比べて糖分が少ないので一週間以内に食べ終わりたい。といってもあまりのおいしさにすぐなくなってしまう!
